2023 Fiscal Year Research-status Report
Practical Research on Diversified Masculinity in Seafaring
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21K12521
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Research Institution | National Institute of Technology(KOSEN), Oshima College |
Principal Investigator |
石田 依子 大島商船高等専門学校, 商船学科, 教授 (40370027)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ジェンダー / マスキュリニティ / 女性船員 / 海事世界 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は「マスキュリニティの多様性」をキーワードとして、女性が男性とは一線を画した存在として船員業で活躍できることを証明し、海運界において本来の「男女共同参画」を実現することを主眼とするものであるが、今年度においては、海外の女性船員に焦点を当て、彼女たちが船員として存在する過程において、彼女たちのマスキュリニティがいかにして表象されるのかということを明らかにするために、資料収集及び分析を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
国会図書館(関西館)等における資料収集は順調に実施できたものの、分析の過程において、若干の遅れを生じてしまった。その原因は、勤務校を異動したことによる、諸手続き等々に予想以上に時間がかかったことが挙げられる。また、当初は、海外の船舶会社を訪問して、女性船員の調査を実施する予定であったが、海外渡航が実現できず、オンラインやメールでの調査となった。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度に収集した資料、及びインタビュー等の結果を分析し、論文にまとめる作業が中心になる。
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