2023 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
21K13105
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
渡邉 公太 帝京大学, 文学部, 講師 (90713404)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 国際仲裁裁判 / 国際司法裁判 / 国際連盟 / 日米関係 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、主として日米両国の一次史料を収集・解析し、近代日米関係における仲裁裁判の役割を外交史的手法にて考察することを目的としている。これまでは新型コロナウイルスの影響や勤務校の業務増加により、在外調査を実施することが困難であったため、今年度はなるべく在外調査を実施できるように工夫を凝らし、短期間ではあるがワシントンDCでの資料調査を行うことができたのは成果であった。 一方、成果発表については、論文と書評が各1本と多くはないものの、一応の形にすることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究にとっては在外調査が必須であるのだが、長期休業期間にも諸事情があり十分に実施することができなかったことが最大の理由である。ただし、年度末には短期間であったが、ワシントンDCでの資料調査を実施できたため、多少の遅れの取り戻しにはなったと考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、より円滑な研究遂行のためには、研究環境の大幅な改善が必要となるが、現時点でそれは困難である。従って夏季・春季には何とか時間を確保し、在外調査を継続していきたい。さらにはそれら在外調査の成果を論文などの形で公刊し、還元することを目標とする。
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Causes of Carryover |
所属機関の内部における手続きの問題で、2023年度に執行した研究費の一部が同年度内に消化されないことになった。その分は2024年度に使用する金額として算出する予定である。またさらなる余剰分については、2024年度中に在外調査などに充てることを計画している。
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