2013 Fiscal Year Annual Research Report
初等教育以降の縦断的就学・周辺環境調査からみた開発途上国の子どもたちの実態
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22402054
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
関谷 武司 関西学院大学, 国際学部, 教授 (50309621)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | ホンジュラス / 国際協力 / 基礎教育 / 修学状況 / 縦断的データ / インドネシア / ボリビア / マラウィ |
Research Abstract |
開発途上国について公表されている統計のほとんどは横断的なデータに基づいている。ゆえに、それは個々人の様々に異なるケースの総体として見える姿である。マクロな情勢把握は国単位や世界レベルの課題解決に不可欠ではあるものの、マクロを構成するミクロなデータの実態を踏まえない政策やそれに基づく実践では結局誰の問題も解決できない事態も起こり得る。そこで、本研究では、開発途上国の子どもたちの初等教育以降の修学状況や周辺環境の調査を縦断的に行い、縦断的データを分析することを通じて、子どもたちの修学実態を明らかにすることを目的とし、そこから導かれる提言の策定を行った。 調査最終年度である平成25年度は、これまで、中米、南米、アフリカ、アジア、太平洋州それぞれの地域から、ホンジュラス、エル・サルバドル、ボリビア、マラウィ、インドネシア、パプアニューギニアを選定し、収集してきたデータの入力作業の継続およびデータ分析を実施した。また、本研究対象国にて策定されている国家教育戦略、関連教育報告書、ドナーらによる報告書を収集し、教育政策および教育プロジェクトとのデータのつき合わせおよび分析を行っている。そして、「縦断的データを用いた修学実態の国際比較研究」と題して、ホンジュラス、ボリビア、マラウィ、インドネシアそれぞれの研究成果を計2回の研究会にて公表した。また、先行するホンジュラスのデータに関しては、インターナショナルな雑誌に一編、国内学会1本を発表した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)