2023 Fiscal Year Research-status Report
Deterrence of corruption brought about by strengthening governance and changes in personnel management and pay policies in local governments
Project/Area Number |
22K13417
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Research Institution | Nara Prefectual University |
Principal Investigator |
米岡 秀眞 奈良県立大学, 地域創造学部, 准教授 (20825301)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 汚職 / 不祥事 / 公務員給与 / 人事行政 / 人的資源管理 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、日本における地方公務員を分析対象として、汚職が発生する要因を定量的に明らかにすることである。具体的には、2000年代以降、大きな変化のあった給与水準、さらには、給与水準以外の処遇の変化など、公務員を取り巻く様々な環境変化が汚職の発生にもたらす影響に着目する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度には、汚職データと公務員給与に関するデータを含めたDEA (Data Envelopment Analysis) により、都道府県警察の効率性評価に関する実証研究を行った。研究成果は、公共選択学会全国大会で発表し、後に学術誌に英語論文として公表した。 2023年度には、2013年の地方公務員給与の減額措置に着目し、怠業と汚職の発生に与えた影響について、PSM-DIDを用いた実証研究を行った。研究成果は、東京大学のPublic Finance Workshopで、英語論文として発表した。また、公務員による汚職・不祥事を扱った著書を刊行した。 これまで先行研究では、上記のような実証研究が皆無の状況にあったことから、本研究は、国内外の既存研究に対して、新しい視点をもたらすものとなっている。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度には、各研究論文をブラッシュアップしていき、海外誌への査読投稿を行う。
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Causes of Carryover |
研究進捗状況が予定よりも遅れているため
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Research Products
(7 results)