2023 Fiscal Year Research-status Report
Elucidation of the mechanism of metastasis and acquisition of malignancy in postoperative recurrence of hepatocellular carcinoma and construction of an innovative treatment strategy
Project/Area Number |
23K08214
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
吉屋 匠平 九州大学, 大学病院, 助教 (20717079)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
戸島 剛男 九州大学, 大学病院, 講師 (40608965)
吉住 朋晴 九州大学, 医学研究院, 教授 (80363373)
原田 昇 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (80419580)
伊藤 心二 九州大学, 大学病院, 講師 (90382423)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Keywords | HCC / capicua / VETC |
Outline of Annual Research Achievements |
肝切除後の臨床検体を用いた免疫組織学的染色を行い、HCCにおけるcapicua発現と肝切除術後予後との関連を検討した。Capicua発現については、German Immunoreactive scoreで評価を行った。肝切除症例478例を対象に検討したところ、German Immunoreactive scoreの中央値は4、平均値は4.14であった。ROC曲線からGerman Immunoreactive score 3をcut-off値としたところ、caipua低発現群(2以下、n=174)は高発現群(3以上、n=304)に比べ、全生存率(p=0.0006)及び無再発生存率(p=0.0001)が有意に不良であった。同臨床検体のVETC発現について、IHCを行った上で、capicua発現について評価を行ったところ、capicua高発現とVETC形成についての関連性は指摘できなかった。現在関連性について追加の評価を行っているところである。また、今後は細胞株を用いての検討を進めるため細胞株実験での基本的手技の獲得やRNA、タンパクレベルでの検討のための実験準備を進めている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の研究計画に比べると、現状ではIHCおよび予後との関連、VETCとの会連の解析途中であり、進捗の遅れを認める。
|
Strategy for Future Research Activity |
近々ではin vitroの検討を多ない細胞内シグナルの解析を進めて行く予定である。 また今後の動物実験の推進に向けPDXモデルの作成を同時に進める。
|