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2013 Fiscal Year Research-status Report

幼児及び小学生の多角的食育研究・実践を通した子育て支援

Research Project

Project/Area Number 24500914
Research InstitutionMatsuyama Shinonome College

Principal Investigator

香川 実恵子  松山東雲女子大学, 人文科学部, 講師 (30454896)

Keywords子育て支援 / 食育 / 幼児 / 小学生
Research Abstract

本研究は、子どもの食育の現状と課題を把握し、改善に向けた方策を複数の手法を用いて多角的に調査分析し、新しい食育活動のあり方について提案することを目的とし、3か年計画で実施している。研究2年目の平成25年度は、子育て支援食育活動の実施および報告地、地域と連携した食育活動の推進を中心に研究活動を行った。
1.子育て支援食育活動の実施および報告:平成25年度日本調理科学会において「教員養成大学における子育て支援食育活動English Kitchenの企画実践」という演題で研究発表を行い、保護者のニーズの高い英語を取り入れた多目的子育て支援食育活動を提案した。また、低年齢児を持つ保護者に育児ストレスが多いことから、地域子育て支援広場「東雲広場たんぽぽ」において、主に0~3歳児の子どもとその保護者を対象にした「おいしい楽しい食育広場」を計画実施した。イベントでは、複数の食育遊びコーナーを企画し、親子で楽しみながら食育について学ぶ場を設けたり、手軽にできる料理の紹介と試食を行ったりした。実施後の保護者アンケートから、親子ともに満足度が高く、好評であることが示された。
2.地域と連携した食育の取り組み:「郷土愛媛の食」をテーマとして取り上げ、郷土の良さや特徴を生かした食育活動に取り組むとともに、郷土の食を取り扱う教材の開発を行った。まず、愛媛県および県内各市町における郷土料理・特産食材についての調査研究をもとに、学園祭において、愛媛県と連携した食育展示および郷土食等の提供を行った。同時に、野菜嫌いの子どものためのレシピ配布や、野菜の知識を深め良さを伝えるクイズも実施した。さらに、愛媛県と連携しての「愛媛食育かるた」企画・制作、愛媛県および県内企業と連携した「愛育フィッシュ」の普及活動参加などを行い、愛媛の食の良さを伝える活動を多角的に展開した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

今年度実施した研究内容の達成度については、以下のとおりである。
1.子育て支援食育活動の実施について
低年齢児とその保護者を対象とした子育て支援食育活動を地域子育て広場において実施し、多くの親子が参加し、参加者アンケート結果より親子共に満足度が高く、好評であった。また、学会において、English Kitchenの活動報告を行い、新しい多機能型食育活動についての提案を行うことができた。
2.地域と連携した食育活動への取り組みについて
「郷土愛媛の食」のに目を向け、地域と連携した食育活動に取り組むことができた。学園祭において、愛媛県と連携した食育展示および郷土食等の提供等、「愛育フィッシュ」の普及イベントへの参加、愛媛県と連携して「愛媛食育かるた」の企画・制作および普及活動をおこなった。特に「愛媛食育かるた」は、県内の保育所・幼稚園・小学校へ配布し、幼児から大人まで楽しめると大変好評である。
実施内容としては、2015年度実施予定内容と2014年度実施予定の内容が逆転しているところがあるものの、進捗状況は概ね順調と考える。

Strategy for Future Research Activity

本研究は3か年計画で実施を進めており、平成25年度は、子育て支援食育活動の実施及び報告、地域と連携した食育の取り組みを中心に行った。
研究最終年度となる平成26年度は、引き続き、子育て支援食育活動および郷土の食を伝えるための活動を実施していく。また、保育現場における食育計画案のとりまとめ、および、小学校現場における食育の実態把握を行い、子どもの抱える食に関する問題を把握する。さらに、これまでの成果をまとめた、食育冊子の制作を行い、広く配布できるようにする予定である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

アンケート等の調査分析のためのアルバイトの人材の確保が難しく解析が遅れている。2014年度には計画的に人材を確保し、実施する予定である。
アンケートの実施および分析のための費用、学会発表及び論文投稿、活動をまとめた食育冊子の制作等を予定しており、それらの費用として使用予定である。

  • Research Products

    (4 results)

All 2014 2013

All Presentation (2 results) Book (2 results)

  • [Presentation] 年齢別にみた幼児の食事および支援の特徴―保育現場における給食風景から―2014

    • Author(s)
      香川実恵子
    • Organizer
      平成26年度日本調理科学会
    • Place of Presentation
      県立広島大学
    • Year and Date
      20140829-20140830
  • [Presentation] 教員養成大学における子育て支援食育活動English Kitchenの企画実践2013

    • Author(s)
      香川実恵子
    • Organizer
      平成25年度日本調理科学会
    • Place of Presentation
      奈良女子大学
    • Year and Date
      20130823-20130824
  • [Book] 愛媛食育かるた2014

    • Author(s)
      香川実恵子
    • Total Pages
      46
    • Publisher
      SPC出版
  • [Book] 愛媛の郷土料理・食材マップ2014

    • Author(s)
      香川実恵子
    • Total Pages
      1
    • Publisher
      創風社

URL: 

Published: 2015-05-28  

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