2014 Fiscal Year Annual Research Report
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24530951
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
グレゴリー オーダウド 浜松医科大学, 医学部, 外国人教師 (20340101)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | PBL / チュートリアル 教育 / 医学部カリキュラム / チュートリアル 教育のモデル / PBLのモデル |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、日本ではチュトリアル教育と呼ばれる、PBL(プログラム・ベース・ラーニング)教授法についてである。日本の医科大学へカリキュラムとして導入されて以来、過去20年間における進化と現在の日本でのPBLモデルについての検討である。2014年は日本の医科大学でのチュートリアル教育に関する情報やデータの収集を継続した。佐賀医大と東京女子医大のPBLチュートリアルスタイルの方向性を検討し、収集したデータをオーストラリアの医療カレッジで収集したデータと比較した。その収集された情報をもとに、日本のチュートリアル教育コーディネーターと議論し、意見集約した。この研究は、以下の質問に答えるために行われた。1.PBLは日本の医科大学教育システムへ成功裡に導入されていますか?はい、チュートリアルプログラムは、日本の80校ある医科大学のうち、75の医科大学で導入されています。2.PBLは、日本の医学教育の有効性を改善するのに役立っていますか?日本の医学教育は変革されていますが、チュートリアル教育についてはまだ調整中の状態にあります。 2016年から日本の大学で新しい医学カリキュラムが導入されることになり再びチュートリアル教育に変化が生じています。3.日本の医科大学のPBLと外国の医科大学のPBLの進化の違いは何ですか?日本の大学はPBLを採用し、より日本の教育環境に合わせてハイブリッドスタイルに発展させました。それは日本人学生が共同学習と高次の学習スキルに必要となるコミュニケーションスキルの開発を支援するものです。4.日本のPBLは、現在日本独自のスタイル(ジャパニーズ・フェイス)を持っていますか?はい、日本のチュートリアル教育は、日本の教育者や管理者そして医学生などからの様々な要求を考慮して日本独特のものになっています。
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Research Products
(6 results)