2015 Fiscal Year Research-status Report
体育における社会的能力を育成する知識学習をベースとした学習指導モデルの開発
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26350736
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Research Institution | Osaka University of Health and Sport Sciences |
Principal Investigator |
梅垣 明美 大阪体育大学, 体育学部, 教授 (00389660)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大友 智 立命館大学, スポーツ健康科学部, 教授 (90243740)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 社会的行動 / 態度 / チームビルディング / 知識 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、体育授業を対象として、第1に、児童生徒の社会的能力を育成する知識をベースとした新たな学習指導モデルを開発すること、第2に、新たに開発した学習指導モデルの効果を検証することであった。 平成27年度の研究計画は、公立中学校の体育授業に新しく開発した学習指導モデルであるチームビルディング学習を適用し、その効果を検証することであった。社会的能力を育成する体育における学習指導モデルの先行研究について、定性的研究が多く定量的研究が少ないという批判を鑑みて、生徒の変容を定量的データから検証した。具体的には,中学校の体育授業を対象に、チームビルディング学習の介入を行う授業、及び、チームビルディング学習の介入を行わない授業を実施し、チームビルディング学習の効果を検証した。体育授業における効果を検証するため、単元前後に仲間づくりの形成的評価を実施した。その結果、チームビルディング学習は、仲間づくりの形成的評価の得点を高めることが示された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成27年度の研究計画であった新しく開発したチームビルディング学習を実施し、体育の授業内における生徒の行動に与えた効果を検証することは達成された。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度は、公立中学校の体育授業を対象にチームビルディング学習を実施し、体育の授業の中で,生徒が習得した社会的行動が体育授業以外の活動場面に転移するかどうか、及び、体育の授業の中で,生徒が習得した社会的行動が授業後にも保持されるかどうかについて検証する。
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Causes of Carryover |
データの記録用として,インターネットに繋がないパーソナルコンピューターを購入する予定であったが,平成28年度に購入することとした.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
データの記録用として,パーソナルコンピューターを購入する.
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