2014 Fiscal Year Research-status Report
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26370644
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
浦野 崇央 摂南大学, 外国語学部, 教授 (50288966)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 国際研究者交流 / 国際情報交換 / インドネシア / 外国語教育 / 留学制度 / 教育カリキュラム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、インドネシア語教育についてのより効果的なカリキュラムの構築を目的としている。本研究の初年度である平成26年度は、研究環境の整備を中心に以下の作業を実施した。 1、より円滑な研究活動が行えるよう、研究環境を整えた。具体的には、持ち運びに利便性の高いノートパソコンの購入およびインドネシア語学習教材の利用に必要なステレオラジカセの購入を行った。昨今のインドネシア語学習教材は、視聴覚メディアが付録されているものがほとんどであり、それらを視聴できるようなノートパソコンおよびラジカセの購入となった。 2、「外国語教育」をめぐる基礎文献の収集ならびに先行研究資料の収集を行った。インドネシア語に限らず、他の外国語教育の手法を探ることは必ずや、より効果的なカリキュラム構築のために有益であると考える。そこで、「外国語教育」の理論を整理するために文献資料の収集を行ったものである。また、「日本におけるインドネシア語教育」「日本人の留学環境」に関する資料を収集した。以上の資料収集に際しては、国立国会図書館およびアジア経済研究所図書館を特に利用した。 3、摂南大学におけるインドネシア語教育カリキュラムの問題点に関しての整理を行った。その成果として、8月28日にインドネシア・スラバヤ市のストモ博士大学にて開催された国際シンポジウムEnrichment of Career by Knowledge of Language and Literature II(ECKLL II)において、基調講演(タイトル: "Kemungkinan Integrasi Kurikulum antara Universitas Dr.Soetomo dan Universitas Setsunan〔ストモ博士大学・摂南大学間におけるカリキュラム統合の可能性〕"を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ノートパソコン、ステレオラジカセなどの物品を購入し、研究環境を整えた。また、「外国語教育」「インドネシア語教育」「留学環境」などに関する資料の収集は継続中であるが、二年目の整理・検討に結びつけることができる。よって、おおむね順調に進展しているといえる。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画の変更は特になく、次の三点を重点的に研究を進める。 1、日本におけるインドネシア語教育現状の把握と問題点の整理。 2、インドネシアにおける「外国人のためのインドネシア語プログラム」の教育内容及び成果の検討。これについてはストモ博士大学およびLIA外国語大学のプログラムを視察する。 3、学習効果を上げるための方策の検討についての資料収集。特に「留学」や「研修」といった制度に則ったカリキュラムを調査する。
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Research Products
(2 results)