2015 Fiscal Year Annual Research Report
非対称分裂時の細胞板配置機構の解明
Publicly Offered Research
Project Area | Plant cell wall as information-processing system |
Project/Area Number |
15H01227
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
五島 剛太 名古屋大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (20447840)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 細胞板配置 / 微小管 / アクチン |
Outline of Annual Research Achievements |
・茎葉体の細胞膜、細胞板に局在するマーカータンパク質を同定し、初期茎葉体を立体的に捉えることが可能なマーカーラインを確立した。初期茎葉体の分裂面が厳密に制御されていることがわかった。
・茎葉体で発現する微小管系マーカーライン、アクチンマーカーラインを作製し、初期茎葉体において紡錘体形成からフラグモプラスト形成に至るライブ観察に成功した。特徴的な分裂期前微小管形成中心の出現を見出した。
・初期茎葉体において、微小管重合阻害剤を添加・除去する実験に成功し、分裂期前微小管形成中心の分裂面決定における寄与を明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の期待どおり、顕微鏡観察を通じて、ヒメツリガネゴケ初期茎葉体における細胞板の配置機構について、微小管の寄与を示すことができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画どおり、ライブ顕微鏡観察により成熟した茎葉体における細胞板配置機構について解析を進める。
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Research Products
(8 results)