Project/Area Number |
19K11455
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Nagoya Gakuin University |
Principal Investigator |
佐藤 菜穂子 名古屋学院大学, リハビリテーション学部, 准教授 (70581510)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
布目 寛幸 福岡大学, スポーツ科学部, 教授 (10270993)
池上 康男 愛知淑徳大学, 健康医療科学部, 教授 (60092988)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2022: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2021: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2019: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
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Keywords | ポワント動作 / トゥシューズ / 足圧センサ / 足部モデル / ダンス / バイオメカニクス |
Outline of Research at the Start |
足関節の傷害はスポーツ傷害の中で最も多く報告されており、モーションキャプチャシステムを用いて皮膚表面に貼付したマーカーから得られた三次元座標データから関節運動を推定し、傷害発生のメカニズム解明が行われている。ダンスは足関節の運動範囲が大きい動作が多いため、既存のキネマティクスモデルを用いて正確に関節運動を推定することが難しいと考える。本研究では、足関節の運動範囲が大きいダンス動作において、X線動画を用いてより正確な足関節運動を推定することができるキネマティクスモデルを開発し、傷害発生のメカニズムを解明する。
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Outline of Annual Research Achievements |
バレエダンスの足部傷害の発生メカニズムを解明するためには、バレエの動作中の足部の動きや足部が受ける力を正確に測定することが重要である。ダンス動作は足関節・足部の運動範囲が非常に大きく、またトゥシューズという特殊なフットウェアを着用した動作も含まれるため、従来のようにモーションキャプチャシステムや床反力計を用いて測定するだけでは、正確に測定することは難しいと考えられる。本研究では、これらのダンス動作の特性を考慮した新しい測定方法を開発することを目的としている。 当該年度は、昨年度に開発したトゥシューズ内の足趾や足部の各部位にかかる力を推定する方法論を用いて、実際のバレエダンサーに複数のバレエ動作を行ってもらい、足部・足趾の各部位にかかる力を算出した。バレエ特有のトゥシューズのつま先で立位をとるポワント動作において、立位保持時とジャンプ時では、つま先部分にかかる力の大きさも異なるが、大きく力がかかる部位も異なることが分かった。また、ポワント動作時の足部・足趾の角度によって、それらの力が変わってくることも分かった。 トゥシューズを着用したパフォーマンスはある程度の熟練したスキルが必要になる。またトゥシューズを正しく着用できないと傷害のリスクにもなりうる。本研究で明らかになったこれらの情報は、傷害予防だけでなく、トゥシューズを着用した正しいバレエ動作の習得にも役立てることができると考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初はイギリスの実験施設を使用してデータ測定を行う予定だったが、それが困難となったため、国内で実施できるような形で研究計画を大きく変更した。現在は修正された研究計画をもって、ほぼ遅れを取り戻している状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
すでにデータは取得済みであることから、それらのデータをまとめて、学会発表や論文を執筆し、研究成果を報告する。
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