VR(virtual reality)の慢性神経障害性疼痛への効果と作用機序解明
Project/Area Number |
19K18306
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 55050:Anesthesiology-related
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
濱岡 早枝子 順天堂大学, 医学部, 助教 (80812437)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2021: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 慢性神経障害性疼痛 / virtual reality / VR / 神経障害性疼痛 / VR (virtual reality) / 慢性疼痛 / VR(virtual reality) / fMRI(functional MRI) |
Outline of Research at the Start |
本研究では、慢性神経障害性疼痛の患者に対してVR(virtual reality)を用いた治療を行い、疼痛を緩和することができるかどうかの有効性を評価する。評価に当たっては、疼痛の強さや日常生活への支障度等の主観的な指標の変化と共に、 fMRI(functional MRI)やNIRS(near-infrared spectroscopy)といった装置で測定した脳血流の変化も分析する。さらに、脳血流を分析することでVRが疼痛を緩和する作用機序を解明することも目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
適応となる対象者に対してVR体験の研究を施行し、データを収集・結果を分析した。結果を論文として発表するための準備を進めている。 設定したVRプログラムに関して、途中で飽きてしまうためVR世界への没入感が減少していくという意見が複数の対象者から得られた。また、映像が脳裏に焼き付いてかえって痛みが悪化した、めまい感が出現したといった理由で脱落した例も認めた。上記の意見を踏まえて、プログラム開発者と疼痛緩和に適切なプログラムの内容に関して検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
適応となる慢性神経障害性疼痛の患者は比較的高齢者が多く、VR機器やVRプログラムなどに抵抗を感じて参加を拒否する症例も少なからずあった。症例を集めるのに難渋すると共に、VRプログラム自体の問題点も明らかとなってきたため、積極的に研究を進めにくい状況となった。
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Strategy for Future Research Activity |
これまで研究に参加した症例について、脱落例も含めて結果を分析・評価し、論文として発表する。 VRプログラム内容の変更が必要と思われるが、今年度内に新しいプログラムを製作して二次的な研究を行うことは時間的に困難と考えられる。今後の新たな研究計画に向けて、現プログラムの問題点と今後改善すべき点について、プログラム開発者と検討を進めていく予定である。 さらに、高齢者でもVR機器の利用を受け入れやすくするために、機器の種類や使用方法などについても工夫を図っていく必要があると考える。
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Report
(4 results)
Research Products
(2 results)