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ラマン散乱光解析を用いた悪性リンパ腫と加齢性変化の鑑別

Research Project

Project/Area Number 19K18873
Research Category

Grant-in-Aid for Early-Career Scientists

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Basic Section 56060:Ophthalmology-related
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

岩崎 優子  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 非常勤講師 (10801516)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2022-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2021)
Budget Amount *help
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Keywords悪性リンパ腫 / ラマン散乱光 / 加齢性変化
Outline of Research at the Start

近年、悪性疾患の診断にラマン散乱光解析が有用であるとの報告があるが、いまだ眼内悪性リンパ腫は解析されていない。本研究では悪性リンパ腫の網膜下病変と、それに類似した所見を呈するドルーゼン(加齢性の老廃物の集積)との鑑別にラマン散乱光解析が有用であるかを検討する。具体的には、ドルーゼンの主成分と悪性リンパ腫セルラインをラマン散乱光のin vitro解析で比較したのちに、ドルーゼンを生じる網膜変性モデルマウスの眼球を用いてラマン散乱光解析の有用性を検討する。

Outline of Annual Research Achievements

2021年度は留学による研究中断のため、2021年4月1日より、中断した4月20日までの研究について実績を記載する。
2020年度に作成したin vitroドルーゼンモデルにおける、ApoEの発現の、定量的な評価を行った。具体的には、トランスウェル上に3か月培養した網膜色素上皮を10ウェル使用した。なお、この10ウェルは同時に培養を開始し維持した。
5ウェルにヒト血清を1週間添加し、残り5ウェルには添加せずにSerum Freeのまま維持した。同日に10ウェルを4%PFAにて固定し、ApoE抗体およびアレクサ488二次抗体を用いて免疫細胞染色を施行した。なお、血清添加群、非添加群ともに、1ウェルのみ一次抗体を用いないネガティブコントロールをおいた。BZ-x700にて20倍の対物レンズを用いて抗体の発現範囲を評価すべく撮影した。撮影においては、撮影部位は画一的に、ウェルの中心において3×3のタイリングモードを使用した。撮影された写真は、画像解析ソフトFijiにて解析を行った。免疫染色陽性であった部位が画像全体に占める割合を評価した。
一次抗体を用いないネガティブコントロールにおいては、血清の添加・非添加に関わらず、陽性の面積は0.001%であった。ヒト血清を添加しない4ウェルでは平均0.09%(標準偏差0.05)で免疫染色が陽性であった。これに対し、ヒト血清を添加した4ウェルでは平均0.79%(標準偏差0.44)にて免疫染色が陽性となった。両群の平均値の差をt検定にて検定したところ、統計的に有意な差がみられた(p<0.05)。これにより、今回用いたin vitroのモデルでは、ドルーゼンの構成成分であるApoEの発現が亢進していることが定量的に確認された。

Report

(3 results)
  • 2021 Annual Research Report
  • 2020 Research-status Report
  • 2019 Research-status Report

URL: 

Published: 2019-04-18   Modified: 2022-12-28  

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