Project/Area Number |
20K19604
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59030:Physical education, and physical and health education-related
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Research Institution | Aichi University of Education (2023) Heisei International University (2020-2022) |
Principal Investigator |
西村 三郎 愛知教育大学, 教育学部, 助教 (00792201)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2022: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | 映像フィードバック / 動作分析 / 試行回数 / タブレット端末 |
Outline of Research at the Start |
近年,学校教育現場におけるICT機器の整備は急速に進められており,タブレット端末などを用いた映像フィードバックは運動技能の習熟に有効であることが明らかにされている.しかし,体育授業では初心者である生徒だけで映像を視聴させても動きの問題点を把握できない場合も多く,フィードバックとして活用できないことも報告されている.加えて,学習時間が限られている体育授業では,映像フィードバックを行うことで,技能習熟に重要な練習回数が減少してしまうという問題も報告されている.そこで,本研究では,このような問題点の把握,練習時間という問題に着目して,映像フィードバックを初心者が活用するための条件を検討する.
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Outline of Annual Research Achievements |
学校教育現場におけるICT機器の主要な活用方法の一つに映像フィードバックがある。先行研究の結果から、映像フィードバックは、運動技能の習熟に有効であることが明らかにされている。しかし、指導に充てられる時間の限られた体育授業では、映像フィードバックを行うことで、練習回数が減少するという問題がある。そこで、2022年度より、陸上競技の走り幅跳びを実験試技として、練習回数を減少させても、映像FBを行うことで学習効果は高まるのか明らかにするために、研究を進めてきた。具体的には、対象者を練習中に映像フィードバックを実施するが試行数が少ないグループ(映像FBあり・練習回数少群)と映像フィードバックを実施しないが試行数が多いグループ(映像FBなし・練習回数多群)の2群に振り分けた。そして、実際の体育授業を想定した全5回の指導計画を立案し、指導を行っている。現時点の結果では、映像FBあり・練習回数少群と映像FBなし・練習回数多群の間には、学習効果に差は見られていない。他方で、2023年度以前は、コロナウイルスの感染拡大防止のため、十分な対象者を集めることができなかったため、2023年度も引き続き、データ収集を実施した。2023年度5月8日より、コロナウイルス感染症の位置づけが5類感染症になり、2023年度以降は継続してデータ収集を行うことができている。2024年度も研究期間を延長し、対象者数を増やし、より正確な研究結果を示すことができるようにする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナウイルス感染拡大防止のため、研究実施を予定していた研究協力校において、十分な対象者を確保することができなかったため、研究の進捗状況が遅れてしまっている。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、コロナウイルス感染症が5類に移行し、実験遂行に大きな問題のない社会状況になったため、既に研究を再開している。データ収集も順調に行えているため、次年度も継続して研究を進めていく。
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