Project/Area Number |
04F04272
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Commerce
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
阿部 周造 横浜国立大学, 経営学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
CHOWDHURY MD.Humayun Kabir 横浜国立大学, 経営学部, 外国人特別研究員
CHOWDHURY M.H.K 横浜国立大学, 経営学部, 外国人特別研究員
CHOWDHURY Md.Humayun Kabir 国立大学法人横浜国立大学, 経営学部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2005: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2004: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 製造国情報 / 主要部品生産国 / 品質知覚 / 消費者行動 / マーケティング / 購入意図 / 態度 / 価格 / ブランド・イメージ / 内生的手がかり / 外性的手がかり |
Research Abstract |
製造国情報が製品の品質知覚に当ってプラスの評価要因となることはこれまでの既存の多くの研究によって明らかにされてきたところであるが、その心理的メカニズムに関しては研究の焦点が当てられることはあまりなされてこなかった。また、製造国情報の中でも開発国、組立て国、主要部品生産国とその効果を分割したときに、主要部品生産国情報を一貫して取り上げることはなされていない。そこで、今回の研究は3回に分け製造国情報の品質知覚への影響を次のような形で掘り下げて分析することにした。 研究1では関連する7つの構成概念について、測定の妥当性を確かめると共に、主要部品生産国情報が開発国および最終組立て国の情報と異なる形で製品に対する反応につながることを見出した。研究2では研究1の枠に加えてブランド・イメージを含めた場合でも製造国情報が同じ様な役割をするのかを実証的に確かめた。研究3では分割された製造国情報が製品品質評価にどのように影響するかという点と共に、開発途上国でのモデルの適用可能性を確かめることにした。 研究成果として製造国情報の中に主要部品生産国情報を明示的に取り入れた最初の研究となった。製造国情報の影響と製品自体の評価が全体としての品質知覚にどう影響するのかに関してこれまでの研究を1歩進める形で実証研究の結果を出すことができた。たとえば、製造国情報は家電製品なら日本製品、皮革製品あらイタリア製品というように特定の製品と結びつく形でその効果を持つだけでなく、異なる製品分野にまたがる形での効果も持つことなどが確認された。又、既存研究では比較的経済発展のなされた諸国での製造国情報に関する調査研究がなされていたが、今回は典型的な開発途上国であるバングラデシュの消費者から収集したデータについても製造国情報に関するモデルが適用可能であることが明らかとなった。
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