近現代香港社会における住民アイデンティティ形成に関する歴史社会学的研究
Project/Area Number |
04J01037
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Sociology
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
黄 子育 京都大学, 文学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 香港 / アイデンティティ / 労働運動 / 暴動 / 政治意識 / 住民意識 / 社会意識 / 社会運動 / 変革 / 左派 / 日常生活 |
Research Abstract |
1.転換期の香港社会に関する基礎資料の整理統合 香港の人口統計と各種世論調査を分析しながら、その人口動態の変動と社会意識の変化を実証的に分析をした。そのために香港政府の資料と香港大学と中文大学が最近行った調査研究の成果と一次資料を収集、整理、解析しまとめた。 2 香港民主化の文化研究的調査 香港大学の文化研究プロジェクトに参加しながら、転換期における香港社会の抱える構造的な問題を、文化現象やメディアなどに現れる社会言説を材料として分析した。 3 転換期の香港社会の政治意識をめぐる社会調査 香港中文大学の社会学、政治学、社会心理学などの研究者が共同で実施している、この問題に関するプロジェクトに参加し、調査結果を解析する。 今年度はまとめとして、香港社会が経験している急激な社会変動を、社会階層ごとに注目してそのなかで構築されるアイデンティティ形成のダイナミズムを分析すした。香港社会は、21世紀に入って、急速に香港人アイデンティティを強化しつつあった。その原因と展開過程に焦点をしぼって調査を実施し、これまでの二年間に蓄積してきた1960年代以降のアイデンティティ形成史の研究と統合することによって、研究成果を総合化することを試みた。そのために、これまで研究員として在籍してきた香港大学において、Dixon Wong教授が主宰する「香港文化研究」プロジェクトで成果を報告し意見交流を深めることができた。さらに現代香港社会の政治社会学的研究をリードしている香港中文大学のStephen Chiu教授のプロジェクトにオブザーバーとして参加して報告および意見交換を行なった。
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Report
(3 results)
Research Products
(3 results)