Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2005: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Research Abstract |
本年度は,以下の2点について研究を実施した. (1)社会規則を論理表現し,規則の推論機構の実現 Law-Defined Information System (LDIS)は社会規則に則って構築されており,またその適用を支援するシステムである.したがって,システムは社会規則を扱う必要がある.自然言語で記述されている社会規則を一階述語論理により表現し,形式化を行った.例として本学の履修規則の論理表現を作成した.述語の選び方や規則文には明示的に現れない前提知識の扱い方に関する方法論が必要といった課題はあるが,これを基にした推論が可能であることを確かめた.推論機構を開発中である.また,MDAによる社会規則の論理表現からUMLモデル(クラス図)への自動変換にも取り組んでいる. (2)LDISの例として,本学の履修規則に則った履修管理システムの開発 履修管理システムとは,学生の履修登録作業や修了要件の達成状況の確認を支援するシステムである.本システムをユースケース駆動オブジェクト指向ソフトウェア開発方法論に従って開発中である.本システムは,Java EEプラットフォームのウェブアプリケーションである.フレームワークとしてJBoss Seamを用いた.これに,前年度に定義したLDISにおけるアカウンタビリティを実現する参照アーキテクチャを基にして,アカウンタビリティサブシステムの設計・実装,およびインターセプタプロキシによるアカウンタビリティ機能の付加実験を行う. 今後,電子自治体システムへの適用実験として富山県条例への適用を行い,アカウンタビリティ機能の評価を行う予定である.また,規則の改定をサポートする規則のバージョン管理DBの開発を行い,進化容易性を実現する.
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