Project/Area Number |
09J00084
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Meteorology/Physical oceanography/Hydrology
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
山崎 弘惠 (2011) 京都大学, 理学研究科, 特別研究員(DC1)
山崎 弘恵 (2009-2010) 京都大学, 理学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2009 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2011: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2010: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2009: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | モデル開発 / 大気モデル / 数値実験 / 超高解像度 / 急峻地形 |
Research Abstract |
本研究の目的は、地形が急峻になりやすい超高解像度においても、大気現象の高精度な再現が可能な次世代超高解像度大気モデルを開発することである。 最終年度である本年度は、まず、昨年度行ったモデルの境界層の効率的な高解像度化のための局所格子細密化手法の開発と、それを実装した2次元大気領域モデルによる急斜面まわりの山岳波再現実験に関して、英国気象学会誌「Atmospheric Science Letters」に論文を投稿し、受理・出版された[Yamazaki and Satomura 2012]。また、同論文の内容について国内外の学会で口頭発表を行った。 次に、これまで開発してきた2次元大気領域モデルの3次元化を試み、2次元のピラミッド型山岳をy軸方向の高さを一定として拡張した準3次元プリズム型山岳について精度良く山岳波を再現させることに成功した。完全な3次元山岳にモデルを適用するには、地形表面のモデル内表現に多くの場合分けを必要とするので、準3次元山岳への適用に成功したことはモデルの完全3次元化への大きな足がかりを得たことになる。また、本年度はケンブリッジ大学に約4ヶ月滞在し、次世代超高解像度全球気候モデルと領域気象モデルの同時開発をテーマに共同研究を行った。滞在中は、英国大気科学研究センター(NCAS)主催のもとケンブリッジ大学で開催された第3回NCAS気候モデルに関するサマースクールにも部分的に参加し、他日本人参加者との共著による参加報告を日本気象学会誌「天気」に投稿して受理された。最後に、これまでの研究のまとめとして博士論文を執筆し、京都大学より博士(理学)の学位を授与された。さらに、京都大学理学研究科における独創的な自然科学分野の研究成果に対して贈られる第一回竹腰賞を受賞するなど、本研究課題におけるこれまでの成果について高い評価を受けることができた。
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Report
(3 results)
Research Products
(11 results)