研究概要 |
1.)ラット食道内視鏡システムをオリンパスセルフォスコープSπS/711D及びSπS/717Dを東芝製電子内視鏡ππS-70A及びππS-50Aに接続することによって完成した。さらにその内視鏡画像をα-maticのVTRに録画して動的観察を容易した。 2)長時間ラット食道内視鏡観察を,ラットの体外からサーフロー針をさして脱気する方法か,あるいは開腹して★の前雄に小穴をあける方法で可能にした。しかもそれをVTRに録画可能にした。 3)ラット食道静脈癌モデルを改良し,高い確率でF_1以上の食道静脈癌の作成を容易にした。 4)ラット食道静脈癌出血モデルは,ヘパリン1000単位を300g程度の食道静脈癌を有するラットに尾静脈から注入後,食道静脈癌酸化療法チューブから30G穿刺針で食道静脈癌を穿刺し,出血するのが最良であった。 5)ラット食道静脈癌出血モデルよりの出血程度は,電子内視鏡のタイマーを用いて出血時内にして計測するのが最も客観的で簡便であった。 6)食道静脈癌酸化療法を始めとする各種止血法を出血時間の比較から検討した。その結果以下の事が判明した。(1)食道静脈癌酸化療法な酸化列がエタノールアミンキレートであろうがエトキシスクレロールであろうが同程度の止血効果であった。(2)酸化療法な電気★★法,ヒートプローベ法より止血が優れていた。(3)薬物療法では,バソプレミン,プロプラノロールとF止血効果は認めたが,バソプレミンが有意と止血効果が高かった。 (4)酸化療法とプロプラノロール,バソプレモンの併用療法は酸化療法単独よりも有効と思われたが,統計的有無差はなかった。(5)トロンビン救★は止血効果は最も悪い部類であったが,使用法が簡便で酸化療法の追加治療には有効と思われた。 7)以上の★★は★★の★で,止血法の選択に有用と思われた.
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