研究課題/領域番号 |
03J00597
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
高分子合成
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
土肥 博史 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 特別研究員-PD
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | カーボンナノチューブ / 糖鎖高分子 / 分散 / 近赤外蛍光スペクトル / 原子間力顕微鏡 / 糖転移酵素 / 阻害剤 / 糖鎖合成化学 / 金属内包フラーレン / MRI造影剤 / 糖鎖合成 / フラーレン化学反応 / 生理活性糖鎖 / フラーレンの水溶化 / 糖鎖-フラーレン複合体 / ナノバイオテクノロジー |
研究概要 |
カーボンナノチューブは飯島博士の発見以来、その特徴的な電気特性及び形状により各分野の研究者から高い注目を浴びてきた。また、ナノチューブは溶液中で孤立分散することによって人体を透過する近赤外光を励起波長に持つ蛍光を発することから、新規バイオセンサーへの応用が期待できる。本研究ではナノチューブの特異的な蛍光を用いたバイオセンサーの開発を目的として、糖鎖高分子-ナノチューブコンジュゲートを作成し、各スペクトルとAFMによってその評価を行った。 α-グルコース糖鎖高分子の水溶液中で未精製カーボンナノチューブ(HiPco)を超音波処理後、黒色の分散溶液を超遠心処理により不純物等を除去し、糖鎖高分子-ナノチューブコンジュゲートを含む上澄み溶液を得た。得られた溶液のラマンスペクトル及び吸収スペクトルによって孤立分散しているコンジュゲートの存在が示唆された。近赤外蛍光スペクトル測定の結果、孤立分散ナノチューブ由来の蛍光スペクトルが得られた。またAFM測定により、高分子のらせん構造に起因すると考えられるラフト構造がナノチューブ上に観測された。これらの結果から、コンジュゲートは糖鎖高分子がナノチューブに巻き付くことによって水中に分散していると予想した。上記の方法によって、α-グルコース糖鎖高分子のみならず他の生理活性糖鎖高分子(志賀毒素を中和するGb_2及びGb_3糖鎖高分子、肝細胞の培養に用いられるPVLAなど多数)によっても同様のコンジュゲートを得ることに成功した。
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