研究課題/領域番号 |
06304013
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 総合 |
研究分野 |
園芸・造園学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
山木 昭平 名古屋大学, 農学部, 教授 (70210341)
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研究分担者 |
仁藤 伸昌 佐賀大学, 農学部, 教授 (80015809)
杉浦 明 京都大学, 農学部, 教授 (00026379)
三位 正洋 千葉大学, 園芸学部, 教授 (30093074)
南川 隆雄 東京都立大学, 理学部, 教授 (30087001)
秋浜 友也 明治大学, 農学部, 教授 (90167841)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
22,300千円 (直接経費: 22,300千円)
1996年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1995年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1994年度: 12,200千円 (直接経費: 12,200千円)
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キーワード | ACC合成酵素 cDNA / システインプロテアーゼ遺伝子 / スクロースリン酸合成酵素cDNA / ソルビトール脱水素酵素cDNA / S6PDH形質転換リンゴ / ブドウの形質転換体 / カンキツの形質転換体 / カキの形質転換体 / ACC合成酵素遺伝子 / ACC酸化酵素遺伝子 / S6PDH遺伝子 / SPS遺伝子 / リンゴの形質転換体 / ソルビトール6リン酸脱水素酵素遺伝子 / PSP遺伝子 / カキの形質転換 / キウイフルーツの形質転換 / カンキツの形質転換 / リンゴの形質転換 / ACC酸化酵素cDNA / ソルビトール-6-リン酸脱水素酵素cDNA / ソルビトール脱水素酵素 / ペプチダーゼcDNA / β-ガラクトシダーゼ / キウィフルーツの形質転換 |
研究概要 |
本研究は2つの研究グループから構成され、第1グループでは果実の品質向上に深く関与する酵素の単離とその遺伝子のクローニングを行った。リンゴ果実からバラ科果樹の転流糖であるソルビトールを変換するソルビトール脱水素酵素をコードしている遺伝子の塩基配列を決定した。トマト果実より6種類のACC合成酵素アイソザイムの遺伝子を単離し、それぞれの特異抗体を作成しその発現を調べた。メロン果実からACC合成酵素とACCオキシターゼの遺伝子を単離して、その塩基配列を決定し、果実生長における発現を検討した。カンキツより転流糖であるスクロースの合成・変換に重要なスクロースリン酸合成酵素、スクロース合成酵素、酸性インベルターゼ遺伝子を単離した。果実の成熟・老化の進行に関与するシスティンプロテアーゼの遺伝子をインゲンマメ果実とケツルアズキ子葉から単離し、その発現の特異性とプロモーターの解析を行った。ニホンナシ果実の肉質の軟化に関与すると思われるα-アラビノフラノシダーゼを精製した。第2グループでは形質転換果樹を昨出するための植物体の再分化系の確立と遺伝子の導入について研究した。リンゴでは、栽培種のカルスからの再分化系を確立し、アグロバクテリウムを介した遺伝子導入が可能となり、ソルビトールの供給を増すために、ソルビトール-6ーリン酸脱水素酵素遺伝子を導入することが出来た。カキについては、カルス及びプロトプラストからの植物体の再生が可能となり、アグロバクテリウムを用いた形質転換法を確立した。ブドウ及びミカン亜科のカンキツから胚形成を有するカルスを得、これより単離したプロトプラスロから植物体を再生することができた。このカルス系を用いてアグロバクテリウムと共存培養することによってGUS遺伝子を導入することができた。以上のように果実の品質に重要な遺伝子を単離でき、一方、日本での主要な果樹での植物体の再分化系およびアグロバクテリウムを介した遺伝子の導入法が確立された。
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