研究課題/領域番号 |
07672106
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴理工系歯学
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研究機関 | 明海大学 |
研究代表者 |
藤沢 盛一郎 明海大学, 歯学部, 教授 (40014162)
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研究分担者 |
門磨 義則 東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 助教授 (00092403)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 光増感剤 / カンファキノン / 9-フルオレノン / 可視光線照射 / 抗酸化剤 / 活性酸素 / ACASレーザーサイトメーター / パーオキシド・インジケーター / 過酸化ベンゾイル / 重合抑制剤 / 重合禁止作用 / 示差走査熱量計 / ACAS Laser サイトメトリー / メチルメタクリレート / 重合禁止 / 脂質過酸化 / 誘導期間 / 初期重合速度 / α-トコフェロール / β-カロチン |
研究概要 |
歯科用ラジカル重合開始剤として、過酸化ベンゾイル、光重合開始剤など種々用いられている。ラジカルはメタクリレートを重合させるが、反面脂質過酸化作用により、生体膜を障害させる。抗酸化剤はこれらを保護する作用がある。光増感剤(カンファキノン、CQ;9-フルオレノン、9F)を還元剤ジメチルアミノエチルメタクリレート存在下可視光線照射し発生するフリーラジカルがヒト類表皮癌細胞にどのような影響を与えるか検討した。CQや9Fは細胞表面で活性酸素を発生させた。 これは蛍光色素、5-(and6)-carboxyl-2′,7′-dichlorofluorecin diacetateを細胞表面に取り込ませておき,活性酸素による発光をACAS 570 laser cytometerで検出した。位相差顕微鏡の観察で活性酸素により障害を受けた細胞はバレーン(球形流出物)や壊死に至った細胞がみられた。9FはCQより障害性が大きかった。抗酸化剤(ラジカル捕捉剤)として、ビタミンE,ビタミンC,ハイドロキノンなどを細胞に取り込ませておき、CQや9Fに光照射しラジカルによる障害を検討した。これら抗酸化剤は著しく細胞障害性をブロックした。9Fの活性酸素発生能力はCQより大きかった。
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