研究課題/領域番号 |
09671649
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
小幡 文弥 北里大学, 医療衛生学部, 助教授 (60129236)
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研究分担者 |
熊野 和雄 北里大学, 医学部, 講師 (80137918)
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研究期間 (年度) |
1997 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 腎臓移植 / 拒絶反応 / バイオプシー / T細胞レセプター / クロナリティー / IFN-γ / IL-4 / 腎移植 / 浸潤T細胞 / T-cell receptor (TCR) / Th1 / Th2 / TCRαβ / CD4 / CD8 / TH1 / TH2 / IL4 / PCR / 浸潤細胞 / クローナリティー解析 / V遺伝子使用頻度 / 遺伝子増幅法 |
研究概要 |
移植腎の拒絶反応に関与するT細胞の性質を明らかにする目的で、バイオプシー試料を用いた種々の解析を行い、以下の成果を得た。 1.バイオプシー試料から、精度高くT細胞レセプターβ鎖V遺伝子(TCRBV)の多様性を解析するため、Anchored PCRおよび多数のBV遺伝子とのハイブリダイゼーションを用いた非放射能・微量解析法を開発した。 2.TCRBV遺伝子の解析により、拒絶反応に動員されたT細胞のクロナリティーを把握することが可能となり、特に、免疫抑制剤の投与によるクロナリティーの変動をモニターするのに有効であった。 3.急性拒絶反応と慢性拒絶反応との比較においては、腎浸潤T細胞のクロナリティーに明瞭な差は観察されなかったが、急性拒絶反応の場合、末梢血との差が大きい傾向がみられ、拒絶反応の場に特定のT細胞が集積することが推測された。 4.ウイルス感染の場合も、拒絶反応と類似のクロナリティーを示す症例があり、T細胞クロナリティー解析で両者を区別することは困難であった。 5.慢性拒絶反応にも、急性拒絶反応と同程度に総αβT細胞、CD4陽性T細胞、CD8陽性T細胞の浸潤が観察され、慢性拒絶反応における免疫系細胞の関与が再確認された。 6.IFN-γの検出頻度は、急性拒絶反応と慢性拒絶反応間では有意差が見られず、両拒絶反応とも、Th1型ヘルパーT細胞の関与が存在することが示唆された。 7.IL-4は急性拒絶反応では全く検出されず、慢性拒絶反応においてのみ、約1/3の症例に検出された。慢性拒絶反応には、Th2型ヘルパーT細胞の関与もあることが示唆された。
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