研究課題/領域番号 |
10470107
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
早川 和生 大阪大学, 医学部, 教授 (70142594)
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研究分担者 |
清水 忠彦 近畿大学, ライフサイエンス研究所, 教授 (00088519)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
11,700千円 (直接経費: 11,700千円)
2000年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
1998年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
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キーワード | 双生児 / 老化現象 / 生活習慣 / 加齢 / 環境要因 / 老化 / 予防 |
研究概要 |
中高年齢に達した成人双生児2500組について郵送質問紙調査を実施した。自発的に総合健診を希望するものについては健診を実施した。総合的健診データについては解析が進展している。 生活習慣やライフスタイル要因の影響に関する成績では、特に食品摂取及び食嗜好性に関する結果が注目される。一卵性双生児では塩分の多い食品、脂肪の多い食品の摂取頻度が有意に一致する傾向が示された。ペアの別離年齢別の比較では、別離年齢の高いペアが低いペアの一致率を上回った。ライフスタイル要因と免疫能に関する結果では、CD4の級内相関係数が非喫煙群0.024、喫煙差あり群0.448、CD23の級内相関係数が非喫煙群0.138、喫煙差あり群0.148となった。またアルコール摂取に関しては、級内相関係数が摂取量差の有り群と無し群でそれぞれCD4(0.675と0.475)、CD8(0.710と0.514)、CD3(0.817と0.324)、CD16(0.831と0.219)、CD56(0.799と0.144)と両群間で著しい差がみられた。ライフスタイルの関与を示すものとして注目される。 また、老化現象に関与するものとして、血清アポタンパクEが精神老化のリスクファクターとして関心が高まっているが、アポEの環境寄与率はほぼ0.55と推定されたことから、個々のライフスタイル要因の関与のベクトル強度の算定が可能となった。
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