研究課題/領域番号 |
10610164
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
山田 昌弘 (山田 昌広) 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (90191337)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 親密性 / ロマンス / 情緒関係 / 感情労働 / 夫婦 / 愛情 |
研究概要 |
夫婦の情緒的関係の構造を把握するために、カップルへのインタビュー調査、並びに、サンプル数317の質問紙調査を行った。 その結果わかったことを数点にまとめる。 (1)意識調査により、カップルは情緒的関係を二つの基準(親密性とロマンス)で把握していることがわかった。 (2)その二つの基準は、男女で異なっている。男性は、親密性(気安さ)と性的満足を結びつけ、ロマンス的なものは結婚とは別のものとして把握している。一方、女性は、性的満足はロマンスと結合しており、親密性とは別のものと意識する傾向がみられた。 (3)配偶者への期待は、かかわりたいか、かかわりたくないかという一次元で把握できることがわかった。 (4)夫婦間の親密性を生み出す行動は比較的よく行われているが、地方では日常的買い物、都市部では記念日を祝うという非日常的行動が特徴的である。 (5)ご機嫌をとるなどの感情労働は、地域差、性差がみられた。地方では、妻が夫のご機嫌をとるなど、女性の方がより相手に気をつかうが、都会では逆転し、夫が妻に気をつかう割合が増える。 (6)夫婦の情緒的満足度においては、親密性の点では、男女差がないが、ロマンスという点では、女性の満足度が低くなる傾向がみられた。
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