研究課題/領域番号 |
10620026
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公法学
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研究機関 | 高田短期大学 |
研究代表者 |
武川 眞固 高田短期大学, 教養学科, 教授 (60281573)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 障害者の権利 / 法の平等保護 / 障害者の機会平等 / 公民権法 / 「無償で適切な公教育」 / リハビリテーション法504条 / 全障害児教育法(EHA) / 「教育関連サービス」 / 障害者差別 / ADA / リハビリテーション法 / 完全参加と平等 / 教育の機会均等 / マイノリティーの保護 / 雇用機会平等委員会 |
研究概要 |
本研究は、平成10年度・11年度の2年間にわたり、研究課題名「アメリカにおける障害者の機会平等の憲法学的研究」のもとに、下記の内容で具体化された「アメリカ合衆国における障害者の権利と機会平等の一考察」論文名でかかる問題を明らかにしている(「研究成果報告書」)。 本研究は、アメリカの障害者の権利と法制・機会平等の問題について、その先駆的な成果と到達点にたちつつ、その現状・実態(判例・事件)を通して、解明している。 第一は、アメリカにおける障害者の権利とその問題状況について、障害者の権利の歴史や法制の沿革を踏まえて、そこで何か問題になっているのかをまず明らかにしている。第二は、同国での障害者の権利の発展を基礎づけた公民権法の制定-リハビリテーション法および障害をもつアメリカ人の法律などの制定過程とその論理について明らかにしている。第三は、アメリカにおける障害児の教育を受ける権利の分野で、機会平等やいわゆる「統合教育」が問題になって裁判事例を通してリハビリテーション法504条や障害者教育法(EHA)の関連での教育分野での問題点を明らかにしつつ、何が現代的な問題として提起されているのかを明らかにしている。とくに、裁判の検討を通して、機会平等の法理についても若干解明しつつ、その問題点も解明し、そこから現代的な課題は何かを明らかにしている。
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