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FMNを結合するタンパク質の構造機能相関

研究課題

研究課題/領域番号 10760056
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 応用微生物学・応用生物化学
研究機関大阪市立大学

研究代表者

北村 昌也  大阪市立大学, 工学部, 講師 (20244634)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードX線結晶構造解析 / タンパク質工学 / フラボドキシン / NMR / 硫酸還元菌 / FMN / 結晶
研究概要

硫酸還元菌由来のフラボドキシン及びFMN結合タンパク質について、遺伝子工学・タンパク質工学などの手法を用いて研究した。まず、ブラボドキシンについては、Desulfovibrio vulgaris(Miyazaki F)株から、その遺伝子をクローニングし、その塩基配列を決定した。塩基配列の解析により、この株由来のフラボドキシンのアミノ酸配列を初めて決定した。また、この遺伝子を大腸菌を用いた発現系により発現させた。発現させた組換え体フラボドキシンが、天然のものと同様の構造を持っていることを確認した。また、その物理化学的な性質から、その特徴付けを行った。また、変異型フラボドキシンを遺伝子工学的に作成し、その性質を調べた結果、フラボドキシン分子の表面に存在する負電荷を持ったアミノ酸が酸化還元電位などに与える効果が、一般的ではないことを示した。一方、FMN結合タンパク質については、その結晶構造を解析するため、結晶化と立体構造解析を行った。いくつかの結晶化条件を検討の後、構造解析に適した結晶化系を見いだした。得られた結晶の構造解析の結果、ユニットセル当たり2分子となっており、また、ペプチド鎖同士が相互作用をしている事を示した。さらに詳細な構造解析を行ったところ、2量体を形成する事によってFMNとの結合も強めている事を示した。すなわち、NMRによって決定したモノマー分子としての構造解析結果からは見いだせなかった新たな相互作用を見い出し、その相互作用により、FMNが強く結合を示していることがわかった。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] Masaya Kitamura: "Cloning and Expression of the Gene Encoding Flavodoxin from Desulfovibrio vulgaris (Miyazaki F)"J. Biochem.. 123(5). 891-898 (1998)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Masaya Kitamura: "Sequence Analyses of Two Ferredoxin Genes and Their Flanking Regions from Desulfovibrio vulgaris (Miyazaki F)"J. Biochem. Mol. Biol. & Biophys.. 2. 147-154 (1998)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Kyoko Suto: "Crystallization and preliminary crystallographic studies of FMN-binding protein from Desulfovibrio vulgaris Miyazaki F"Acta Crystallographica. D55. 1089-1090 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Kyoko Suto: "How do the X-ray structure and the NMR structure of FMN-binding protein differ?"Acta Crystallographica. D(in press). (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Masaya Kitamura: "Cloning and Expression of the Gene Encoding Flavodoxin from Desulfovibrio vulgaris(Miyazaki F)" J.Biochem.123(5). 891-898 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Masaya Kitamura: "Sequence Analyses of Two Ferredoxin Genes and Their Flanking Regions from Desulfovibrio vulgaris(Miyazaki F)" J.Biochem.Mol.Biol.& Biophys.2. 147-154 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Kyoko Suto: "Crystallization and preliminary crystallographic studies of FMN-binding protein from Desulfovibrio vulgaris Miyazaki F" Acta Crystallographica. (in press).

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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