研究課題/領域番号 |
12304047
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生態
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
菊沢 喜八郎 (菊澤 喜八郎) 京都大学, 農学研究科, 教授 (50271599)
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研究分担者 |
藤田 昇 京都大学, 生態学研究センター, 助手 (50093307)
鈴木 力英 防災科学技術研究所, 地球フロンティア研究システム, 研究員
小池 孝良 北海道大学, 農学研究科, 教授 (10270919)
高田 壮則 北海道東海大学, 国際文化学部, 教授
TAKADA Hokkaido Tokai University, International Cultural Relations, Professor
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
45,690千円 (直接経費: 39,900千円、間接経費: 5,790千円)
2002年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2001年度: 15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
2000年度: 20,600千円 (直接経費: 20,600千円)
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キーワード | 常緑性 / 落葉性 / 光合成速度 / 休眠 / 平均気温 / 地理分布 / 合成速度 / 葉寿命 |
研究概要 |
研究初年度においては、新しいモデルの構築を行った。基本形は葉の入れ替えモデル(Kikuzawa 1991)および開葉モデル(Harada & Takada 1988)であり、これらを組み合わせることにより、変動する季節環境下における開葉時期の遅速および葉寿命、常緑性、落葉性の違いを明らかにする見通しを得た。2年度においては温度-光合成速度、光合成速度の時間低下、月平均気温の年内変化に関するサブモデルを構築し、各パラメーターの範囲を決定した。これらを組み合わせることにより様々な地理環境における葉フェノロジー、葉寿命、常緑落葉性を明らかにすることを可能とした。2年度から3年度にかけて何度かの修正を経ながらさまざまなパラメーターの値の組み合わせを用いて実際の計算に入った。計算の結果、常緑性の緯度方向での二山分布を再現することが出来た。また季節環境での常緑性、落葉性のほかに、無季節環境での開葉時期0における常緑性および葉寿命の1年より短いものなどが出現した。これらの成果は2002年にソウルにおいて開催された国際生態学会議において、シンポジウムを企画して発表した。また現在は投稿原稿をとりまとめ中である。
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