研究課題/領域番号 |
13J00961
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
基礎獣医学・基礎畜産学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
木村 純平 北海道大学, 獣医学研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,960千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2013年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 慢性腎臓病 / 自己免疫疾患 / 自然免疫 / インフラマソーム / ポドサイト / BXSB/MpJ-Yaaマウス / 糸球体腎炎 / Toll様受容体(TLR) / BXSB/MpJマウス / イヌ / Toll様受容体(TLR) / 腎臓 |
研究実績の概要 |
本研究は、慢性腎臓病(CKD)の主因となる慢性糸球体腎炎におけるポドサイトの傷害メカニズムを解明し、傷害マーカーの同定・尿中検出法の確立によって、「CKDの早期診断法の開発および有効な新規治療法につながるシーズを提供する」ことを目的としている。これまでの研究により、①慢性糸球体腎炎におけるポドサイト傷害の分子形態学的変化、②自己免疫疾患、およびそれに続発する慢性糸球体腎炎の病態における、第一染色体テロメア領域に存在する遺伝子座の関与、③CKD、特に慢性糸球体腎炎におけるポドサイト細胞傷害へのTLR8シグナル活性化の関与、④イヌの腎臓における糸球体、特にポドサイト特異的なTLR8の発現と、糸球体傷害時における発現増加を明らかとしてきた。本年度は、新たなポドサイト傷害仮説としての「インフラマソームとポドサイト傷害との関連」について解析を行った。 慢性糸球体腎炎モデルマウス(BXSB/MpJ-Yaaマウス)の分離糸球体において、インフラマソーム関連因子は高発現を示し、ウエスタンブロットによる蛋白発現解析の結果、これらが活性化していることが明らかとなった。また、これらの因子の糸球体内mRNA発現量はポドサイト傷害スコアと強い正の相関を示し、その蛋白局在はポドサイト領域に限局した。これらの結果から、慢性糸球体腎炎において、インフラマソームの活性化がポドサイトの病理学的プロセスに関与する可能性が示唆された。これらの成果は、「CKDの制御」という本研究の最終目標につながりうる新知見であり、ポドサイトをターゲットとした創薬研究に向けた重要なアカデミックエビデンスとなる。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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