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手術動作の定量的評価に基づくロボット手術支援システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13J07098
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 知能機械学・機械システム
研究機関東京大学

研究代表者

田中 真一  東京大学, 工学系研究科, 特別研究員(DC1)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
研究課題ステータス 完了 (2015年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2015年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2014年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2013年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード顕微鏡下微細手術 / 手術支援ロボット / 機械学習 / 自動認識 / 微細手術 / ロボット手術 / 画像処理
研究実績の概要

本研究では,ロボットを用いた顕微鏡下微細手術において良好な手術成績が得られるシステムの構築を目的としている.本年度は,顕微鏡下微細手術の動作の中でも難度が高い吻合動作を対象とし,最も臓器に負荷をかける恐れのある運針動作において,臓器にかける負荷を抑制するようなマスタ・スレーブ型手術支援ロボットの制御手法の研究を行った.
運針動作では,縫合糸を臓器にかけるために縫合針を臓器に対して刺入する.このとき,縫合針と臓器の接触点となる針穴に力がかかると臓器を損傷する恐れがある.そこで,提案手法では運針動作中に縫合針が針穴から遠ざかりにくくなるように,医師がロボットに入力した動作を自動的に調整することで,針穴の位置の変位を抑制する.なお,支援の強度はパラメータにより変更が可能である.また,このような支援を利用する場合のマスタ・スレーブの姿勢の制御手法の検討も行った.具体的には,マスタ・マニピュレータとスレーブ・マニピュレータの姿勢を一致させる絶対制御で姿勢の制御を行う場合と,動作量のみを反映させる相対制御に切り替えを行う場合で針穴の変位に変化があるかを検証した.
評価実験は,当初研究室で開発を行っている手術支援ロボットを用いて,センサ等を用いた評価系を構築する予定であったが,手術支援ロボットの自重によるたわみ等に起因する機構学誤差により正しく評価を行うことができない可能性があったため,コンピュータ上で動作する運針用のシミュレータを構築して実験を行った.その結果,絶対制御のみを用いた場合には完全に動作に拘束をかけるような支援以外では効果が得られない一方で,切り替えを行った場合は支援の強度を強くすることで針穴の変位を抑制可能であることが確認された.
本年度は,上記の運針支援に関する研究に加えて初年度に行った顕微鏡画像に基づく術具の状態推定手法に関しても,手法の改善を行いその効果を確認した.

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(3件)
  • 2015 実績報告書
  • 2014 実績報告書
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2015 2014 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (5件)

  • [雑誌論文] Quantitative Assessment of Manual and Robotic Microcannulation for Eye Surgery Using New Eye Model2014

    • 著者名/発表者名
      S. Tanaka, K. Harada, Y. Ida, K. Tomita, I. Kato, F. Arai T. Ueta, Y. Noda, N. Sugita and M. Mitsuishi
    • 雑誌名

      The International Journal of Medical Robotics and Computer Assisted Surgery

      巻: (in press) 号: 2 ページ: 210-217

    • DOI

      10.1002/rcs.1586

    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 顕微鏡下微細手術支援システムにおけるタスク認識手法の開発2015

    • 著者名/発表者名
      田中真一,楚良繁雄,森田明夫,中冨浩文,斉藤延人,原田香奈子,杉田直彦,光石衛
    • 学会等名
      ロボティクス・メカトロニクス講演会2015
    • 発表場所
      京都市勧業館「みやこめっせ」(京都府京都市)
    • 年月日
      2015-05-17
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
  • [学会発表] 顕微鏡下微細手術ロボットによる吻合動作のオンラインタスク認識手法の開発2014

    • 著者名/発表者名
      田中真一,楚良繁雄,森田明夫,中冨浩文,斉藤延人,原田香奈子,杉田直彦,光石衛
    • 学会等名
      第23回日本コンピュータ外科学科大会
    • 発表場所
      大阪大学(大阪府吹田市)
    • 年月日
      2014-11-08 – 2014-11-09
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
  • [学会発表] Robust forceps tracking using online calibration of hand-eye coordination for microsurgical robotic system2014

    • 著者名/発表者名
      田中真一,白榮民,原田香奈子,杉田直彦,森田明夫,楚良繁雄,中冨浩文,斉藤延人,光石衛
    • 学会等名
      IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and Systems
    • 発表場所
      シカゴ(アメリカ)
    • 年月日
      2014-09-14 – 2014-09-18
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
  • [学会発表] 顕微鏡下微細手術ロボットシステムにおける術具輪郭抽出と粒子フィルタによる術具のトラッキング2013

    • 著者名/発表者名
      田中真一
    • 学会等名
      第31回日本ロボット学会
    • 発表場所
      東京 首都大学東京 南大沢キャンパス
    • 年月日
      2013-09-04
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [学会発表] 眼科手術支援ロボットにおける正確性・安全性向上を目的とした 動作制限・動作自動補正手法の開発2013

    • 著者名/発表者名
      田中真一
    • 学会等名
      ロボティクス・メカトロニクス講演会2013
    • 発表場所
      茨城 つくば国際会議場
    • 年月日
      2013-05-24
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書

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公開日: 2014-01-29   更新日: 2024-03-26  

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