研究課題/領域番号 |
15K03668
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 福山市立大学 |
研究代表者 |
玉井 由樹 福山市立大学, 都市経営学部, 准教授 (50547362)
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研究分担者 |
西澤 昭夫 東洋大学, 経営学部, 教授 (80257435)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | クラウドファンディング / 株式型クラウドファンディング / 組合型クラウドファンディング / ベンチャー / 資金調達 / ベンチャー企業 / 中小企業 / 匿名組合型クラウドファンディング / リスクマネー |
研究成果の概要 |
本研究は、主に以下の3点を解明することが出来た。第1に、疑似エクイティ型と株式型のクラウドファンディングを比較しながら現状を明らかにした点である。2つ目に、疑似エクイティ型と株式型のクラウドファンディングは、投資の専門家からの資金調達ではなく、群衆と呼ばれる一般の投資家からの資金調達のため、情報の非対称性が高く、資金調達の優先順位が低くなることが予想されたが、資金調達に目的や資金以外に得られるものによりその優先順位が高くなることを明らかにしたことである。最後に、切迫した資金需要下にあっても経営権が制限される可能性のある資金の導入はクラウドファンディングであっても忌避されることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、新たな資金調達と言われるクラウドファンディングの中でもいち早く株式型を取り上げるとともに、先行した疑似エクイティ型との比較をすることでそれぞれの仕組みの意義と現状、問題点を考察し、その一端を明らかにした点にある。本研究の社会的意義は、クラウドファンディングに関する研究のうち、日本に関する研究、特に投資型に関する研究は非常に少なく、さらに、出資者型がどのような情報を必要とし、判断材料としているかについては未解明であるが、本研究はそれらについてもデータを収集したことで、資金調達者、資金提供者、仲介業者に新たな知見を提示できたことに実用性がある。
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