研究課題/領域番号 |
15K03998
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 大阪人間科学大学 |
研究代表者 |
時本 ゆかり 大阪人間科学大学, 人間科学部, 准教授 (50581055)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 高齢者 / 介護 / 離島 / 介護保険 / 沖縄 / 介護福祉ニーズ / 介護サービス / 移住者 / 介護福祉 / 地域 / 八重山 / 宮古 / 定住 / 移住 / 島嶼地域 / 高齢者福祉 / 先島 / 定住・移住 / 文化継承 / 農業 / 地域福祉 / 離島地域 / U・Iターン |
研究成果の概要 |
高齢期に離島で定住するためには、安定した介護が受けられることに課題があった。特に、小規模離島では要介護者を支える在宅系の介護支援体制の整備が急務である。地域のリーダーとともにその地域(島)の特性に応じた支えるしくみを開発することが必要であり、さらにそこには、移住者の役割があることが明らかになった。産業においてはU・Iターン者を引き込むための観光はもとより、始まったばかりの地域ブランドの確立に向けた産地育成、環境と調和した安定した農業生産等、農業振興に期待される。また、自然、伝統・文化の継承は他出家族と島内の高齢者をつなぐものとして重要であり、継承し続けることの重要性が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
沖縄離島の介護施策は高齢者の在宅生活を十分に支えるには至らず、高齢期の定住にはつながっていないことの知見を得た。本研究により、本来は公平な制度であるはずの介護保険制度の課題、また離島における高齢期をとりまく幅広い世代の意識が浮き彫りになったことは、地域特性を踏まえた介護施策を検討する手がかりとなる。さらに、今後の課題として結婚を機に島に来た者の意識について、また島出身の若者の帰郷意識をいかに維持・醸成するかについて示唆を得たことの社会的意義は大きい。
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