研究課題
基盤研究(C)
本研究では、1)蓄積したIGT患者データのキュレーション、2)発症機序を含むIGTニューロパチーの病態解析、3)それらの結果をもとにしたIGTニューロパチーの早期診断基準の確立、を目的とした。結果として、尿中ミオイノシトール+ Aδ線維特異的痛覚閾値+血管運動神経機能の評価がIGTニューロパチーの早期診断の核となることが判明した。さらに我々は、この検査の組み合わせを駆使することによって、「準境界型ニューロパチー」という新たな疾患概念を提唱できるのではないかとも考察した。この点は、次に採択された研究課題「準境界型ニューロパチーという新疾患概念の提唱と病態に基づく超早期診断法の確立」で検証する。
本研究によって我々が確立した検査法の組み合わせは、今後日常診療の場で、正確かつ迅速なIGTニューロパチーの診断を実現していくことに大きく貢献するものと思われる。さらに、その延長上で、現在国内だけでも約500万人存在すると推定される糖尿病性ニューロパチー患者に対し、point of no returnに至る前の治療開始を徹底させ、その予後を必ずや向上させるはずである。
すべて 2018 2017 2016 2015 その他
すべて 雑誌論文 (12件) (うち査読あり 12件、 オープンアクセス 12件、 謝辞記載あり 5件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 6件、 招待講演 2件) 図書 (1件) 備考 (2件)
Journal of Neurology
巻: 265 号: 1 ページ: 134-140
10.1007/s00415-017-8640-7
Neurology
巻: 88 号: 23 ページ: 2192-2197
10.1212/wnl.0000000000004016
Amyloid
巻: 24 号: sup1 ページ: 99-99
10.1080/13506129.2017.1286586
巻: 24 号: sup1 ページ: 167-168
10.1080/13506129.2017.1286583
巻: 24 号: sup1 ページ: 17-17
10.1080/13506129.2017.1287070
巻: in press
自律神経
巻: 53 ページ: 208-211
J Dermatol
巻: 43 号: 3 ページ: 336-337
10.1111/1346-8138.13182
Diabet Med
巻: 33 号: 1 ページ: 62-69
10.1111/dme.12797
Ann Clin Biochem
巻: E-pub
http://kumamoto-kouzoukaiseki.com
http://kumamoto-kouzoukaiseki.com/