研究課題/領域番号 |
15K10859
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
加治 優一 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (50361332)
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研究協力者 |
加納 英明 筑波大学, 数理物質系, 准教授 (70334240)
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研究期間 (年度) |
2015-10-21 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 加齢黄斑変性 / アミロイドβ / 蛋白糖化最終産物 / 右手型アミノ酸 / 光線力学療法 / 光感受性物質 / 加齢黄斑変性症 / ドルーゼン / 異常凝集蛋白 / D-アミノ酸 / 自己抗体 / 糖尿病網膜症 / 抗酸化物質 / アミロイド / 血管新生 / 抗加齢医学 |
研究成果の概要 |
加齢黄斑変性症の初期段階では,網膜色素上皮細胞下にアミロイドβを含む異常凝集蛋白質が沈着する.我々は加齢黄斑変性症患者の血清中に,右手型アミノ酸,あるいは蛋白糖化最終産物化した蛋白質に対する自己抗体の量が増えることを見出した.アミロイドβに含まれるアスパラギン酸を右手型にした合成ペプチドを作成し,異常凝集が促進され,オリゴマーあるいはポリマーに変換されることが速いことを見出した.さらに異常凝集蛋白質への親和性の高いチオフラビンTという光感受性物質を用いることで,凝集したアミロイドβを特異的に分解することが可能となった.このように加齢黄斑変性症に対する新しい光線力学療法の基礎を築くことができた.
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