研究課題/領域番号 |
15K18085
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
制御・システム工学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
椿野 大輔 名古屋大学, 工学研究科, 講師 (00612813)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 制御理論 / 分布定数系 / 境界安定化 / 状態変換 / 偏微分方程式 / 制御工学 / 波動方程式 / スロッシング / 状態予測制御 |
研究成果の概要 |
本課題では、物理場を含むシステムである分布定数系のうち、境界値を介して結合する複数の方程式によって記述されるものを対象とし、状態変換を用いた境界制御器設計法について考察を行った。まず、入力もしくは出力ごとに異なる遅れを有する線形時間不変システムに対して、遅れを表現する双曲型方程式とその境界値を含む常微分方程式による表現に基づき、安定化制御則およびオブザーバの設計法を導出した。次に、境界において結合している二つ波動方程式でモデル化されるシステムに対して、不連続性を利用した状態変換を用いて制御器設計法を導いた。最後に、2次元容器内の液面揺動について、単純な境界制御則が得られる設計法を提案した。
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