研究課題/領域番号 |
15K18971
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生理学一般
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
貝塚 拓 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 助教 (00435926)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | てんかん / 恐怖条件付け / 熱ショックタンパク質 / ストレス / スプライシング |
研究成果の概要 |
本研究ではeEF1BδL欠損マウス(以下δL欠損マウス)で音刺激により誘発されるけいれん発作の分子病態の解明を目的として研究を進めた。その結果δL欠損マウスではてんかん原因遺伝子であるCacna1aなどの発現量が減少していること、また音刺激に対する脳での分子シャペロンの誘導が抑えられること。さらにδL欠損マウスはストレス暴露により脳の萎縮が生じることを突き止めた。分子シャペロンはストレスから細胞を保護するタンパク質である。本研究で得られた成果はeEF1BδLが脳内でストレスに対する防御装置の一端を担うことを示唆する知見であり、ストレスに起因する精神疾患を考える上でも有用な基礎知見となりうる。
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