研究課題/領域番号 |
15K21441
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
分析化学
生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
|
研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
安藤 正浩 早稲田大学, ナノ・ライフ創新研究機構, その他(招聘研究員) (50620803)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | ラマン分光法 / 細胞 / 多変量解析 / 分子解析 / 非破壊分析 / 生細胞 / 分子レベル解析 |
研究成果の概要 |
顕微ラマン分光法によって、非破壊・非染色の分子分析が可能となる。細胞の種類や状態の違いを、ラマンスペクトルを通じて、分子マーカーを特定しながら識別する新規技術の開発を行った。細胞内部構造を反映した多点測定ラマンスペクトルをデータセットとして、多変量スペクトル分解を施すことで、細胞識別に寄与する分子スペクトルを抽出することが可能となった。ここで得られるスペクトルは、候補となる分子マーカーのスペクトルと比較することで、その分子構造情報まで考察できるところに特徴がある。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生命現象の理解において、細胞を分子レベルで統合的に解析することは大変重要な課題である。蛍光顕微鏡に代表されるような、分子生物学や生化学に基づいた手法は、各種分子の高選択、高感度検出が可能であり、極めて高精度なレベルに達している。一方で、細胞内の構成分子を統合的に、非破壊・無染色で解析することは、幹細胞の分化制御や、医学臨床における細胞識別・状態解析など、幅広い応用研究において、今後必要性が増すものと考えられる。本研究では、ラマン分光法と多変量解析の手法を用いることで、分子科学的知見と共に、無染色で細胞を識別する新規技術を開発した。
|