研究課題/領域番号 |
16401020
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
考古学
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研究機関 | (財)古代オリエント博物館 |
研究代表者 |
脇田 重雄 (財)古代オリエント博物館, 研究部, 研究課長 (00175069)
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研究分担者 |
石田 恵子 (財)古代オリエント博物館, 研究部, 調査係長 (30132757)
津村 眞輝子 (津村 真輝子) (財)古代オリエント博物館, 研究部, 研究員 (60238128)
常木 晃 筑波大学, 大学院人文社会科学研究科, 教授 (70192648)
西山 伸一 東京文化財研究所, 文化遺産国際協力センター, 特別研究員 (50392551)
四角 隆二 岡山市立オリエント美術館, 学芸部, 学芸員
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
11,000千円 (直接経費: 11,000千円)
2006年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2005年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2004年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | シリア / 都市文明 / 考古学 / 展開 |
研究概要 |
1.本研究では各年度8月から9月にかけて現地調査を実施し、テル・マストゥーマ遺跡の補足的な整理研究を行った。テル・マストゥーマ周辺遺跡の地形測量及び表面採集調査では、合計14遺跡の地形実測図を作成し、採集遺物から鉄器時代に入って集落が急増拡大することを再確認した。この研究成果は研究分担者の常木晃が纏め研究成果報告書に収録した。 2.これまで手つかずだった動物骨及び貝類の整理分析は、平成17年度から開始し翌年度には合計9,808点の分析調査を行い終了した。その結果、鉄器時代の集落研究に再考をもたらすような知見が得られた。研究分担者の西山伸一、研究協力者のCarine TOMEが纏めて公表した研究概要を研究成果報告書に再録した。 3.放射性炭素年代測定の結果は、これまでのテル・マストゥーマ編年の比較年代を補強することになった。この成果は西山が纏め報告書に収録した。 4.建築遺構図及び出土遺物実測図のデジタル化作業を行い、これらの版下を使ってテル・マストゥーマ鉄器時代第3街区の研究報告を研究協力者の和田久彦が纏め研究成果報告書に収録した。 5.さらに1970年代にシリア・ユーフラテス川水没地域のルメイラ地区で、古代オリエント博物館が緊急発掘を行った青銅器時代前期のD21号墓の報告(脇田、石田、和田)、ルメイラ遺跡出土1の「刻線画のある石製容器片」(石田)の研究を当館紀要で公表したが、これらを報告書に再録した。 6.本研究で得られた成果は、今後も「古代オリエント博物館紀要(BAOM)」などで研究成果を逐次公表していく予定である。
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