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精神障害者地域生活支援サービスにおけるリスクアナリシスに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16730291
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 社会福祉学
研究機関高知女子大学 (2005-2006)
神奈川県立保健福祉大学 (2004)

研究代表者

鈴木 孝典  高知女子大学, 社会福祉学部, 講師 (20363856)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード障害者福祉 / 地域福祉 / 危機管理 / リスクマネジメント
研究概要

今年度は,これまでの調査研究による量的,質的データの分析から,精神障害者地域生活支援サービス(以下,「支援サービス」と省略)におけるリスクアナリシス・システムの構成要素について抽出するとともに,システムの試案について構成要素ごとに検討した。その結果,以下のような研究成果を得た。
1.支援サービスにおけるリスクアナリシス・システムは,食品衛生などリスクアナリシスの研究及び運用が先行する領域で示されている基本枠組み,すなわち(1)リスク評価,(2)リスクコミュニケーション,(3)リスク管理が,サービスに関わる専門職員,利用者,ボランティア等市民,関係機関によるサービスの協治を基盤に構成される必要性を確認した。
2.リスク評価については,サービス場面において専門職員が,施設の運営管理体制,行政,地域の保健福祉システムなどの上位システム,利用者の状況などにより,リスク同定の準拠点を構成しながら,経験に基づく査定,基準,(基本理念,利用規約,倫理規定,制度等)と事象との照合,利用者,ボランティア,関係機関などステークホルダーとの関わりによって展開している現状をとらえた。併せて,サービス利用者は,自らのサービス利用が困難になる状況をリスクとして同定していることをとらえた。その上で,サービス提供(利用)場面におけるリスクを定性的にとらえるツール開発の必要性を確認した。
3.リスク管理及びリスクコミュニケーションについては、セルフヘルプやストレングス視点による支援活動が浸透しつつある支援サービスの環境下で,利用者,職員,ボランティア等市民間での協働的な取り組みがなされていることを確認した。その上で,既存の利用者ミーティングや自治組織,自助グループなどを活用し,体制を整えることの有効性を確認した。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

研究成果

(2件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文

  • [雑誌論文] 精神障害者地域生活支援サービスにおける専門職員のリスクへの認識と対応に関する一考察2006

    • 著者名/発表者名
      鈴木 孝典
    • 雑誌名

      鴨台社会福祉学論集 ・15

      ページ: 63-69

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 精神障害者地域生活支援サービスにおけるガバナンスとリスク対応2005

    • 著者名/発表者名
      鈴木 孝典
    • 雑誌名

      精神保健福祉 36・3

      ページ: 246-246

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-03-31   更新日: 2016-04-21  

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