研究課題
基盤研究(C)
脳疾患等で失われた脳機能をリハビリ訓練により回復させることを最終目標とし、視覚による動作指令の教示と体の応答表示が可能な動作モニタ装置、4台の移動テーブルを独立に動作可能とする4軸テーブル移動装置および動作モニタ装置を組み合わせて脳に錯覚を起こさせる疑似体験機能を備えたリハビリ訓練装置(昇降運動)を開発した。次に、脳に刺激を与えながらリハビリすることでリハビリ効果が向上するという研究事例が報告されていることにヒントを得て、脳に錯覚(刺激)を与えた場合と与えない場合の脳血流をNIRS(脳血流測定装置)で測定し、脳活動に違いがあることを機械学習(人工知能)によるデータ分類で明らかにした。
脳疾患患者に対するリハビリ訓練において、訓練過程における回復具合を脳血流等の人体情報を測定・解析することで、その訓練効果を把握・向上させることが可能になると思われる。さらに、体のどの部分を訓練すれば脳のどの部分が刺激されるかが明らかになれば、患者ごとのリハビリ訓練の設計に繋がり、回復具合がエビデンスとして残せるため、リハビリ訓練のモチベーションも上がると思われる。
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電気学会論文誌D(産業応用部門誌)
巻: 137 号: 10 ページ: 746-752
10.1541/ieejias.137.746
130006110611
http://www.kyusan-u.ac.jp/J/kougaku/tb/tsuruta/
http://www.kyusan-u.ac.jp/nyushi/videolecture/lecture11.html
http://www.ip.kyusan-u.ac.jp/J/kougaku/tb/tsuruta/