研究課題/領域番号 |
16K01687
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 畿央大学 |
研究代表者 |
辰巳 智則 畿央大学, 教育学部, 教授 (30441447)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | スポーツ傷害受容 / 情動調整行動 / ソーシャル・サポート / 時期的要因 / 心理支援 / アスレティック・リハビリテーション / リハビリテーション / 負傷競技者 / 単一事例 / 質的研究 / TEM / 情動調整 / 段階モデル / 心理社会的回復要因 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、負傷競技者のスポーツ傷害受容を促す心理支援のあり方を当事者による情動調整行動と重要な他者によるソーシャル・サポートとの関連を明らかにすることにより検討することにあった。その結果、実行されたソーシャル・サポートに対する認知度の違いにより、負傷競技者が行使している情動調整行動の質が異なることが明らかとなった。また、負傷後の時期の質、負傷選手が行使している情動調整行動の質に応じて心理支援の質を変えていくことが重要であることが示唆された
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この方面の先行研究では、重要な他者から実行されたソーシャル・サポートが負傷競技者の陰性情動の低減や傷害受容(負傷の現実を受け容れることができる心性)の促進に寄与することを明らかにしてきたが、その効果をもたらすメカニズムについては十分な検討がなされてこなかった。 そこで本研究では、ソーシャル・サポートが受容にもたらす恩恵の間に主体による情動調整行動が媒介することを明らかにし、その具体的なメカニズムを示した。また、ソーシャル・サポートと情動調整及び受容との関連を時系列的に検討することで、時期の質や情動調整の質に応じた支援の質を考慮することの重要性が示唆され、支援への新たな仮説が見出された。
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