研究課題/領域番号 |
16K06931
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地球・資源システム工学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
内田 悦生 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40185020)
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研究協力者 |
片寄 雅仁
鑓水 孝星
笠原 直人
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 花崗岩類 / カンボジア / ベトナム / イオン交換実験 / 輝コバルト鉱 / 硫砒鉄鉱 / サフロ鉱 / 砒鉄鉱 / イオン交換平衡実験 / 珪亜鉛鉱 / 超臨界熱水条件 / タイ / 岩石・鉱物・鉱床学 / 花崗岩 / 熱水性鉱床 / 元素分配 / 東南アジア |
研究成果の概要 |
カンボジアの貫入岩は、Mea Ping断層によって分けられる。北東部の貫入岩は、磁鉄鉱系、Iタイプに属するのに対し、南西部の貫入岩はイルメナイト系、I~S タイプに属する。Sr-Nd同位体は、北東部の貫入岩がマントル起源であるのに対し、南西部の貫入岩では大陸地殻物質の影響が大きいことを示している。Rb-Sr年代測定は4つの貫入時期があることを示している。 輝コバルト鉱、硫砒鉄鉱、サフロ鉱および砒鉄鉱に対する多元素同時分配実験からCoおよびNiがこれらの鉱物に入りやすいことが明らかになった。得られた分配係数-イオン半径図から分配曲線の勾配は、珪酸塩鉱物や複合酸化鉱物と比べて急であることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
カンボジアの貫入岩に関する系統的な研究は本研究が世界で初めてであり、本研究結果によりインドシナにおける地質構造発達史がより明確になった。このことから、鉱物資源探査の候補地の選定において意義のある情報を得ることができた。 元素分配実験に関しては、今までに情報がなかった硫砒化鉱物および砒化鉱物に対する情報を得ることができ、元素の分配挙動を支配する要因の解明において重要な情報を得ることができた。
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