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血漿遊離DNAを用いた小細胞肺癌の新たな低侵襲的診断法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 16K07154
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 腫瘍診断学
研究機関国立研究開発法人国立がん研究センター

研究代表者

梅村 茂樹  国立研究開発法人国立がん研究センター, 東病院, 医員 (80623967)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード小細胞肺癌 / 低侵襲 / 遺伝子解析 / 遊離DNA / 代謝解析 / メタボローム解析 / バイオマーカー / 血漿 / 化学療法 / DNA / 代謝バイオマーカー / ゲノム解析 / 医療・福祉 / 癌 / ゲノム
研究成果の概要

小細胞肺癌症例の血漿から遊離DNAを抽出し、遺伝子解析を実施したところ、60%で血漿からの遺伝子変異の検出に成功した。遺伝子解析成功例は、LDH高値かつ予後不良であり、腫瘍進行が急速であると考えられた。本研究において、腫瘍進行が急速な小細胞肺癌に対する、血漿を用いた低侵襲な遺伝子解析の有用性が示唆された。また小細胞肺癌と非がんコントロールの血漿代謝産物プロファイルを比較したところ、小細胞肺癌血漿で、cis-aconitic acidとisocitric acidの値が有意に高かったため、小細胞肺癌において、血漿代謝産物が低侵襲で有効なバイオマーカーとなる可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

急速に進行し予後不良な小細胞肺癌では、病変の一部を採取して詳しく調べる検査が困難なケースがある。このような症例に対して、血漿を用いた低侵襲な遺伝子解析の有用性が示唆されたため、社会的意義は大きいと考えられる。一方、代謝産物を指標としたバイオマーカー開発は、今後の発展性が期待される領域であるが、実施例がほとんどないのが現状である。その中で、本研究にて、小細胞肺癌において血漿代謝産物が有効なバイオマーカーとなる可能性が示唆されたため、他がん腫への応用や今後のバイオマーカー開発の進展に貢献できる可能性があり、学術的意義は高いと考えられる。

報告書

(5件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Impact of large-scale nationwide genomic screening project for small cell lung cancer (LC-SCRUM-Japan)2019

    • 著者名/発表者名
      Naoki Furuya, Shigeki Umemura, Hibiki Udagawa, Tadasuke Shimokawaji, Takashi Seto, Haruko Daga, Kosuke Tsuruno, Masato Shingyoji, Satoshi Hara, Haruyasu murakami, Hiroshi Yokouchi, Shingo Matsumoto, Koichi Goto
    • 学会等名
      2019 ASCO annual meeting
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 国際学会

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2021-02-19  

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