研究課題/領域番号 |
16K09286
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
田村 寿英 横浜市立大学, 医学研究科, 共同研究員 (70760065)
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研究分担者 |
芝田 渉 横浜市立大学, 医学研究科, 客員准教授 (00435819)
前田 愼 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (40415956)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 胃癌 / 腫瘍バンク / 3次元初代培養 / オルガノイド / 胃癌バンク / 次世代シークエンサー / 阻害剤ライブラリー / 3次元腫瘍バンク |
研究成果の概要 |
ヒト非癌胃粘膜での3次元初代培養(以下3D-PC)・継代、凍結保存後の再培養を確認した。作成した3D-PCは免疫・蛍光免疫染色で、胃形質を有することを確認した。ヒト癌胃粘膜で同手法の3D-PCを行ったが、(1)正常胃由来に比べ培養成功率が低い、(2)3D-PCが癌由来か判定する必要がある、(3)進行胃癌での3D-PCの対象症例が少ない、という問題が明らかとなった。 ヒト胃粘膜由来3D-PCから必要用のRNAを回収し、阻害薬を利用した薬剤スクリーニングで解析可能であった。また胃癌バンク組織を用いた次世代シークエンサーでの網羅的遺伝子・胃癌ドライバー変異の検索から、解析に必要なDNA量を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
癌組織を用いた3次元初代培養は正常胃由来の三次元初代培養より培養に時間を有することが報告されており、多くの場合癌以外の正常胃由来の組織も培養系に入ってしまうと想定され、その場合は正常胃由来の三次元初代培養が主体となってしまう。培養した状態のまま癌由来の3次元初代培養であることを確認することは難しいため、この点の解決が三次元腫瘍バンクを胃癌個別化医療に活用する場合の課題であることが明らかとなった。
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