研究課題/領域番号 |
16K10457
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
宮崎 安弘 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (00571390)
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研究分担者 |
瀧口 修司 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (00301268)
黒川 幸典 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (10470197)
山崎 誠 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (50444518)
高橋 剛 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (50452389)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | グレリン / グレリン依存性 / 幽門側胃切除 / 胃全摘 / スリーブ状胃切除 / 外科代謝栄養学 / 急性低グレリン血症 / 代償機構 / 選択的グレリン支持療法 / 急性低グレリン血漿 / グレリン依存度 |
研究成果の概要 |
本研究では胃癌幽門側胃切除患者における術前・術後1年後の穹窿部の胃粘膜におけるグレリン発現量ならびに胃縮小手術患者における術前・術後1年後の退場小彎粘膜におけるグレリン発現量を検討した.その結果,後者研究において術前発現量の少ないとされる小彎粘膜において術後グレリン高発現となる症例が存在し,このような症例は体重が減りにくくグレリン依存性が高いと考えられた.グレリン補充療法臨床研究においても,その効果について検証したところ,その効果に個体間のばらつきが見られた.以上から,グレリン依存性の存在が示唆され,グレリン作動薬効果の予測因子として胃内グレリン発現量が応用できる可能性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
胃癌に対する胃切除や化学療法(抗癌剤)は,胃が産生するグレリンホルモンの低下をきたすため多くの症状が出ますが,患者ごとにその症状が異なるのは,グレリンホルモンへの依存性による可能性が本研究で示唆されました.今後,この依存性が高い患者には,グレリンホルモン薬を投与するなどQOL改善に直結する治療開発につながる可能性があり,社会的意義が大きいと思われます.
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