研究課題/領域番号 |
16K13059
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
家光 素行 立命館大学, スポーツ健康科学部, 教授 (90375460)
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研究分担者 |
真田 樹義 立命館大学, スポーツ健康科学部, 教授 (50421227)
橋本 健志 立命館大学, スポーツ健康科学部, 教授 (70511608)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | アディポカイン / 動脈硬化 / 脂肪 / 有酸素性運動 |
研究成果の概要 |
本研究は,中高齢者の有酸素性トレーニングによりアディポカインの分泌が動脈硬化度の低下に関与するか否かについて検討した。中高齢者男女を対象に,60-70%VO2peak運動強度の自転車運動(週3日,45分間)を8週間実施した。運動トレーニングにより動脈硬化度は有意に低下し,アディポカインであるadiponectin,CTRP3,CTRP5の血中濃度は有意に増加した。これらのアディポカインと動脈硬化度の変化率との間には負の相関関係が認められた。以上の結果から,中高齢者の有酸素性トレーニングによる動脈硬化度改善の機序にadiponectin,CTRP3,CTRP5が関与する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により,血液中に存在する血管内皮細胞由来の拡張・収縮因子に加えて,新たに脂肪細胞由来の血管調節性因子の関与を提示することができ,脂肪組織と動脈血管との「臓器間のネットワーク」による新たな運動効果の機序を提案することができる。また,アディポカインを標的とした運動療法への応用が期待できる。
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