研究課題/領域番号 |
16K13286
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
松井 太 大阪大学, 文学研究科, 教授 (10333709)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 中央アジア / 敦煌 / ウイグル / 仏教 / 石窟 / 壁画 / 題記銘文 / 石窟銘文 / 仏教絵画 / 信仰 / 深更 / トレンド / 仏教石窟 |
研究成果の概要 |
中国甘粛省の敦煌石窟を中心に,中央アジア東部地域の仏教石窟遺跡に遺存する壁画の美術史的検討と,石窟に残された古ウイグル語題記銘文の文献学的解読に基づいて,主に西暦7ー10世紀頃の仏教壁画に表現される種々の仏教的思想が,後世(10ー14世紀)のトルコ系ウイグル族により如何に受容され「トレンド」化したか,という問題の解明を試みた。 研究期間中,敦煌石窟の古ウイグル語題記銘文の資料集を刊行し,これに基づきウイグル仏教徒の活動の実態を分析し,一定の成果を得た。ただし,現地調査上の制限から,ウイグル仏教に特徴的な「トレンド」の解明については十分に実証するためのデータを収集できず,今後の検討課題とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
仏教学・美術史学の観点に立つ中央アジア仏教石窟壁画の分析と,古ウイグル語題記銘文資料の言語学・文献学的解読の成果を,仏教信仰の継受・変容という視点から直接に架橋することを試みたものである。これらの研究分野は中国の"一帯一路"政策の影響で国際学界でも関心が高まっており。今後も現地調査を継続することで,新規性かつ独創性のある歴史研究の方法論を日本の学界から提示することにつながる。
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