研究課題/領域番号 |
16K13483
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
鈴木 健一 名古屋大学, 心の発達支援研究実践センター, 教授 (10284142)
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研究分担者 |
山内 星子 名古屋大学, 学生相談総合センター, 特任助教 (00608961)
野邑 健二 名古屋大学, 心の発達支援研究実践センター, 特任教授 (50345899)
杉岡 正典 名古屋大学, 心の発達支援研究実践センター, 准教授 (70523314)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 学生相談 / 発達障害 / 関係性 / 居場所支援 / 大学院生 / 主体性 / 個別心理面接 / 居場支援 / 児童期の再体験 / 研究室カウンセラー / ボードゲーム / グループ活動 / 居場所 / 臨床心理学 / 発達障害院生 |
研究成果の概要 |
本研究は、発達障害傾向が疑われる大学院生に対して,個別心理面接支援,グループ居場所支援をそれぞれ縦断的に行い,発達障害者の主体性が発現し,発達するプロセスを明らかにするとともに、発達障害院生への支援モデルを提示することを目的とした。 研究の結果、発達障害院生の多くに主体性の萌芽となる児童期の「遊び」体験が乏しいことが分かった。また、カウンセラーと同年齢集団による居場所支援を通して「チャム体験」が生じ、その体験過程において、彼らの主体性が発現することが示唆された。これらのことから、発達障害院生に対し、主体性の発現・発達を促すような関係性原理に基づく支援モデルが有効であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,主体性なき主体といわれる発達障害者の主体性が発現し,発達するプロセスを明らかにした点で大きな学術的・社会的意義が認められる。わが国の発達障害学生支援の多くは、社会的スキル獲得を主眼としているが、本研究では、それとは異なるパラダイムである、根本的生きやすさの獲得を目指した「関係性の原理」に基づく支援の有効性を示すことができた。これにより、わが国の発達障害学生への支援モデルの幅が広がり、個々の学生に適した関わりに関する研究が活性化すると思われる。また、本研究の知見は、他大学にも応用可能で汎用性が高いことから、今後、わが国の学生支援モデル全体を精査していく上で大いに役立つと思われる。
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