研究課題/領域番号 |
16K15834
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松林 幸枝 東京大学, 医学部附属病院, 病院診療医 (80400513)
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研究分担者 |
大久保 和美 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (10396715)
菅野 勇樹 群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (80451813)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | iPS細胞 / フルカスタムメイド / 再生骨 / 歯科矯正学 / 骨再生 |
研究成果の概要 |
マウスiPS細胞の中胚葉系細胞分化を実施し、一部の細胞がin vitroで中胚葉系の成熟組織を形成したと示唆された。一方この分化方法は改善の余地が大きいと考えられた。そこで研究室でより多くの知見を有するヒトiPS細胞から中胚葉系細胞への分化、組織化と移植を行った。サンプルの解析を進めたところ、中胚葉系組織の残存と、再生骨の形成が観察された。並行して、三次元造形を施したTCPをアガロースモールドで三次元培養する検討に着手した。また、並行して三次元造形を施したTCPをマウス頭蓋骨欠損モデルに移植した。詳細は解析中であるが、概ね形状を維持しており、再生骨が形成されたことが示唆されている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
顎顔面領域の骨欠損の修復には複雑な形態を求められることが多く、カスタムメイドな再生骨の作製が可能になればその恩恵は成人のみならず、十分な骨採取量の確保が困難な小児にも及ぶと考えられる。臨床応用の準備が着々と進んでいるヒトiPS細胞を活用することで顎顔面骨におけるメカニカルストレスに対応可能な強度を有する再生骨を大量に作製できる可能性が高まることが期待され、先天疾患に伴う歯列不正の治療方法の開発が一層発展することが期待される。
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