研究課題/領域番号 |
16K16229
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
持続可能システム
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研究機関 | 宮城大学 |
研究代表者 |
柳澤 満則 宮城大学, 食産業学群, 准教授 (00647000)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | Brevibacillus / セルロース / エタノール / ピルビン酸 / 補酵素バランス / セルラーゼ / バイオエタノール / Brevibacillus属細菌 / バイオマス / 応用微生物 / 遺伝子 |
研究成果の概要 |
セルロースからエタノールを生産可能にすることを目的とし、Brevibacillus属細菌にエタノールを生産するための遺伝子とセルロースを分解するための遺伝子を導入して発現させた。エタノール生産遺伝子については2種類のBrevibacillus属細菌に導入し、構築した2種類の組換えBrevibacillusはどちらも低収率ではあるもののピルビン酸からエタノールを生産することができた。セルロース分解遺伝子については、7種類のエンドグルカナーゼ、3種類のセロビオヒドロラーゼ、2種類のβ-グルコシダーゼの遺伝子をBrevibacillus属細菌に導入し、分解活性が高くなる遺伝子を選抜した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、セルロース性バイオマスからバイオエタノールを生産するプロセスの開発が注目されており、プロセスの中でもセルロースの加水分解に必要となるセルラーゼが高価であることが課題となっている。本研究成果をさらに発展させ、セルロースから直接エタノールを生産可能にすることにより、セルラーゼにかかるコストを低減させることが可能となる。また、Brevibacillus属細菌の代謝を改変する手法や酵素を大量分泌させる手法を確立することは、導入する遺伝子を分解したい多糖類や生産したい有用物質に応じて変えるだけで、様々な多糖類からの有用物質生産プロセスの開発に応用可能である。
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